異界から出現する人影たち/超常現象2016心霊編

文=並木伸一郎

謎のクリーチャーが道を渡る

2016年8月22日午前3時30分すぎのこと。ペルー、リマ郡パチャカマック地区にあるガソリンスタンドに異形の生物=クリーチャーが出現した。

まずは防犯カメラに写った俯瞰映像を見ると、左手方向からスタンド前の道路に小柄なクリーチャーが現れ、すたすたと歩いていく。クリーチャーの推定体長は約1メートル。頭部はひしゃげたドームのような形をしていて、2足歩行だ。頭部や脚部などを部分的に強く発光させながら、ごくふつうに道を歩いている。約2分後、スタンドにいた従業員たちが気づき、驚いて追跡する。するとクリーチャーはフワリと空中を漂うように進み、やがて道路の反対側に逃げていく……。

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従業員が携帯電話で撮影した動画では、クリーチャーは大型トラックが頻繁に行き交う道路に出たかと思うと、それをものともせずに道路を横断していた。反対車線に進入したところで、明らかに大型トラックと接触しても、跳ね飛ばされることもつぶされることもなくトラックをすり抜けたかのように歩いている。そして、そのまま道路を渡って茂みのある闇の中に姿を消したのである。

もしかしたらこのクリーチャーは、“異界”からたまたま何かの加減でこの世に投影されたのかもしれない。だとすれば、彼らには彼らなりの“通り道=異界路”があって、そこを淡々と進んでいるだけだと考えることもできるのだ。

 

心霊バーでやはり幽霊出現

2016年2月、イギリスのルイス・マーフィンは9歳の息子オーウェンを連れ、スコットランド南西部の都市グラスゴーにあるリバーサイド美術館を訪れた。そして、その一角にあるバーでスナップ写真を撮った。

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帰宅後、画像をチェックしていたマーフィンは驚いた。写真の1枚にそこに“存在していないもの=幽霊”が写り込んでいたからだ。撮影時、その場には息子のオーウェンしかいなかったはずだが、写真には小柄な少女らしき“白い霊姿”が写っていたのである。

実はマーフィンがこの写真を撮影した「ミーターバー」は、グラスゴーではよく知られたパブだが、地元では有名な心霊スポットでもあったのだ。同バーは1927年築のミーターパブが、約80年後の2007年に閉館するまで建っていたところと同じ場所に再現されたもの。もともとのパブの持ち主によれば、ヴィクトリア朝時代、このパブで悲劇的に亡くなったという皿洗いの少女の幽霊が、しばしば目撃されていたという。だとしたら、マーフィンが撮ったのは、その少女の霊姿だったのかもしれない。

 

海外版『こっくりさん』で悪魔が憑依

ペルー北東部ロレート県にある町イキトスで、海外版『こっくりさん』ともいえる降霊ゲーム「チャーリー・チャーリー」で遊んでいた3人の少女が、呼び出した悪霊に取り憑かれ、悪霊祓いの儀式が行われたと地元テレビ局が伝えた。

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2016年9月に公開された動画を見ると、悪霊にとり憑かれた少女らは、とても女性とは思えないほど野太い声で意味不明の言葉を絶叫しながら周囲に襲いかかり、取り押さえた警察官の顔に口の詰め物を吐いている。その後、悪霊祓いの儀式が始まる同時に泣き叫びながら体を痙攣させていた。気を失ってしまう少女もいた。

教会の神父は悪霊と5時間にもわたって対峙し、ついに追い払うことに成功したのだ。

メキシコが発祥というこのチャーリー・ゲームの遊び方は、実に簡単だ。「Yes」「No」を書いた紙に鉛筆を2本、十字になるように重ねて置くだけである。準備が整ったら「チャーリー・チャーリー(Charlie, Charlie)」と呼びかけ、質問にYesかNoで答えてもらうのだ。

確かに基本は『こっくりさん』に似ているが、チャーリーゲームは“ 鉛筆にだれも触れない”という点がまったく違う。だが、鉛筆が勝手にYesかNoに動くという気楽さもあり、それゆえ霊体験をしたいという興味半分で遊ぶ若者が後を絶たないのだ。

現在、南アメリカではこのゲームが大流行していて、ブラジルではプレーヤーがプレー中にパニック状態となり、失神する事件が複数件起きている。そのため、注意や禁止令を出している学校があるほどだ。原因としては集団ヒステリーや集団パニックなどが挙げられているが真相はさだかではない。

 

(「ムー」2016年12月号より抜粋)

文=並木伸一郎

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