臨死体験すると霊感が強くなる/読者投稿

病院での不思議な体験

投稿者:陣内 宏 さん/心霊・怪奇体験

20190125

私は63歳の元公務員の男ですが、これまでいろいろな怪奇現象を経験してきました。その中で、いくつかの体験を話したいと思います。

私は4歳のとき、しょうこう熱という病気にかかり、総合病院に入院しました。入院後しばらくして、死んだはずの鈴木さんがトイレに出るという噂がたちました。その後、鈴木さんを見た人は死ぬという話がありました。鈴木さんをトイレで見たという20代の男性が「俺はもうじき死んでしまうのか」といって、悲嘆にくれている姿を今でも思い出します。
最終的にその男性はどうなったかは知りませんが……。

入院していると患者同士顔見知りになるのですが、あるときトイレで見知らぬ老人を見ましたが、それが例の鈴木さんだと思い、慌ててトイレを飛び出した記憶があります。

入院後しばらくは体調は小康状態だったのですが、結局、私は危篤状態に陥りました。最終的に助からないだろうと医者が判断し、いわゆる臨終部屋と私は呼んでいましたが、危篤状態の人が入る六人部屋にひとりだけで入れられました(今はベッドをカーテンで囲うようですが)。そこで患者は家族との最期の時を迎えるのです。
そこでの記憶は、医者が父、母に、もう助からないだろうと病状を説明しているのを足の上あたりから私が見下ろしている姿です。
実際は私はベッドに横になって高熱で苦しんでいるのでその状況を足元の上あたりから見下ろすなんてことはあり得ないのですが、たぶん幽体離脱していたのかなと思います。

 

ちょうど医者が説明していたそのときです。入口のドアから赤茶けた顔の50歳くらいの男が入ってきたのです。
その男は私を見つけてにたっと笑って近づいてきました。私はこの男は死に神だ、私をお迎えにきたんだと直感的に感じ、「負けないぞ」と全身に力を入れました。そこで私の記憶は途切れているのです。それ以降の記憶は元気にベッドで飛び跳ねている姿です。

死にかけた人間は霊感が強くなるとききますが、この体験があるからなのかなと思います。

 

ただ、残念なことに母はそれから1年ほどして病気で亡くなりました。
死に神は一旦この世に迎えにきた以上、だれかを連れて帰らなければならない、もし連れて帰れないならその予定者をマーキングし結局連れて帰るようにしなければならないのかなと思います。

 

その後、不思議な出来事を数多く体験しましたが、その中で一、二を争う不可思議だったことを次に述べたいと思います。
それは私は高校一年のときの話です。腹膜炎にかかり病院に入院しました。6人部屋でしたが、退院後すぐに期末試験があるのでベッドを机代わりにして勉強していました。
私からみて斜め後ろのベッドの吉本さんは明日手術があるということで、奥さんが面会に来ていました。
勉強の途中にふと後ろを振り返ってその吉本さんを見ると、頭に三角形の頭巾と白い服を着ていたのです。それが一瞬ではないのです。えぇっと思ったので二度見してしまいました。
私はてっきり衛生上、バイ菌が入らないよう手術前から白い服を着るのか、そのため手術で死んだ人はこのような格好で幽霊が出てくるのかと思いました。
でもよく考えるとおかしいな話だなと思い、その奥さんが帰った後、トイレに行くふりをして、その本人を見てみると、頭はもやがかかったように見え、パジャマはチェック柄ですが、その色合いが薄くなっていました。
それで「さっき奥さんが来ていたとき、頭に三角頭巾をつけ白い服でした」というと本人は「悪い冗談はよせ」というので、「ほんとうですから」といいました。だって本当に見えたのですから。
次の日の手術で本人が部屋を出ていく際は、私はただ黙って見送りました。死ぬ運命の人に「頑張って」はないだろうと思ったからです。それから数日して私は退院しました。
術後経過診察で病院の待合室にいると、同室だった山本さんも退院しており、私のところに来て「吉本さんは手術後死んだ。同室の鈴木さんもあんたがいい当てたと噂している」「でも、あれは冗談だろう」というので、私は、「あれは本当にそう見えたんです。冗談ではそういうことは言いません」といいました。

山本さんがあまりにしつこく聞くので「あなたの頭にも三角頭巾が見えます」というと、本人は頭を手で払うようにして去っていきました。あれだけ疑いながらやっぱりどっか信じているんだと思いました。
今でも不思議なのは、なぜ和式の死者が着る死に装束で見えたのかということです。もし私が欧米人だったらどのような死に装束を見たのだろうかと思います。

 

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