0時以降の風呂に、血の雨が降る/読者投稿

掟を破った友人の悲劇

投稿者:緒方宗滋 さん/心霊・怪奇体験

20160327
(写真はイメージ)

私が大学生のころですから、今から30年近く前のことです。当時私が間借りしていたところは、もともと蚕小屋を改装した建物で、窓もなく、トイレ・風呂は共同という、今の学生には信じられないような場所でした。2階建てのそのアパートは1階2階にそれぞれ3部屋づつ、6人の学生が住んでいました。

当時の大学生ですから、夜ともなれば皆で集まって酒を飲んだり、朝まで麻雀を楽しんだりと、よく遊んだものです。
しかし、その下宿にはひとつの掟がありました。

それは夜中0時を過ぎたら風呂に入ってはいけないというものです。

私は初めてそのアパートに入った日に、先輩からその掟を伝えられました。なぜかと理由を訊ねると、その先輩がいうには、以前お風呂で亡くなった学生がいて、その祟りがあるからだというのです。私は半信半疑ながら、先輩のいうことには従わなければならないと思い、大人しく掟を守っていました。
ところがある日、たまたま遊びに来ていた友人が0時を回ってからお風呂に入ったのです。そのとき私は酔いつぶれていて、注意をすることを怠ったのですが、それは今でも大きな後悔となっています。
ここからはその友人の話です。

友人が浴室に入り、髪を洗っていたときのこと。何か浴室の中に他の人がいる気配がしたと思ったそうです。髪を洗うために目を閉じていたので気配しかわからなかったそうですが、狭い浴室に確かに他の人の気配を感じたというのです。
そして、その直後、友人の体は鋭い刃物に切られたかのようにあちこちから血が吹き出したのです。
そのときの友人の悲鳴で自室にいた私が気付き、血だらけの友人が浴室で倒れているのを発見しました。すぐに救急車を呼び、幸い命に別状はなかったものの、大騒ぎとなりました。
結局、突然の出血の原因はわからず、事件性もないことからうやむやになりましたが、それ以来私はアパートの浴室は使わず、銭湯通いを続けることになりました。

身体に強い影響を及ぼす、強烈な心霊現象の思い出。恐ろしいですが、3時くらいだったら、夜なのか朝なのか、どっちなんでしょうかと考えてしまいました。

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