妻が最期に残した小さな奇跡の数々/読者投稿

いくつもの巡りわせを導いて……

投稿者:T.N.さん/心霊・怪奇体験

20160615
写真はイメージ。

私の妻A子は、平成16年7月に、末期癌で余命3~4ヶ月を宣告されました。その後約5か月の免疫療法後、翌年1月末に緩和ケア病棟へ入院、約9か月に及ぶ闘病の末、3月に55歳で他界しました。
妻の亡くなる前から葬儀、四十九日の法事のころまでに起きた不思議な出来事のいくつかを紹介します。

その1.亡くなる2日くらい前、妻の寝顔が抜け殻のような感じがして、私と息子は「妻は挨拶廻りに行っている。死期が近い」と悟りました。逝去後、妻と特に親しかった友人(女性)にそのことを話すと、「そのころ、Aちゃんが夢に出てきて、真っ暗いところから私を手招きしたの。これはついて行ってはいけないと思い、ついて行かなかったの」と真剣に話してくれました。

その2.逝去した日(午後6時前)は、息子の勤め先の海外社員旅行出発前夜でした。息子の上司の方は、ぎりぎりで我が家に弔問することができました。前々から「私たちに気にせずに行ってきてください」と伝えてありましたが、弔問に間に合ったことは、妻の配慮だと確信しました。

その3.葬儀は2日後を考えていましたが、火葬場がとれず3日間家に留まりました。そのお陰で生前に再会できなかった友人が妻と対面できました。妻は生前「みんなに退院すると嘘をついてすまない」と気にしていたので、葬儀日程を遅らせたのだと直感しました。親交が厚かった遠方の方は、雪の降りしきる中、遠路鳥取から自家用車を駆って、葬儀に駆けつけてくれました。

その4.葬儀場は、希望した自宅と火葬場近くの中規模の会場がとれず、同系列の市内で最も大きな葬儀場になりました。いざ葬儀が始まると想定外の200名以上の方が参列されました。料理は、お世話になった方々への御礼の意をこめ1人膳にして80膳を予定していましたが、参列者が倍増したため、葬儀社は急遽、用意できる限界の110膳を用意してくれました。奇跡的に余ったお膳はひとつだけでした。参列者は女性が多く、1人膳はとても感謝されました。当初予定していた葬儀場でしたら対応できませんでした。

その5.葬儀の日の夜、私は締め切り直前の確定申告作業を、深夜2時近くまで行い、無事済ませました。ほっとしてベッドに入り、暫くすると突然、金縛りが起こり、続いて何者かが布団の上から覆いかぶさってきました。私はとても驚きましたが、すぐに新婚当時妻がよくふざけて同じことをしたことを思い出しました。感触がまったく同じで懐かしい気持ちになり、すぐに亡き妻が知らせに来てくれたと判りました。実は入院中のある日、心霊番組が好きな妻と私(ムーは創刊号から拝読)は心霊の話をしていました。そのとき、私は妻に「もし亡くなっても魂が存在していたら、必ず教えに来て」とお願いし、妻も快く了承していたのです。その約束通り自分の存在を伝えに来てくれたのです。

その6.四十九日の法事は、菩提寺で行いました。若くして他界したので、長い間親交のあった妻の友人を多数お呼びしました。総勢24名で参列していたが、本堂での法要が始まり10分くらいすると突然、正面の大きなローソクの炎が大きく揺らぎだしました。そして参列者背面の閉めてある大きなガラス戸が、風もないのに「ガダガタ」と大きな音を立てつづけました。3列席でしたが、最前列の私にもはっきりわかる大きな音でした。法要終了後すぐに確認すると、「Aちゃんが、私たちにいることを知らせていると判ったわ」と、みなさんは気づいていました。

その7.葬儀後のある日、一人息子の部屋の天井灯が突然消えました。そして息子が朝、会社に向けて自家用車で移動を開始すると、20キロ以上離れた会社へセットしたカーナビが、突然コースを外れ◯◯神社を指示しました。そこは妻が「◯◯神社例大祭N県弓道大会」で優勝した思い入れのある場所だったのです。妻は入院中、病室に弓道具を持ち込み、退院して弓を引きたいと強く願うくらい、弓道に打ち込んでいたのです。

その8.葬儀後のある日、1階にいた母は、階段をトントンと軽快に上がっていく足音を聞きました。その時は「あぁ、A子さんが勤めから帰ってきたんだ」と、何気なく聞いていましたが、すぐに亡くなっていることを想い出したそうです。

その9.弓道の先生(男性)は、私が差し上げた妻の写真を、大切に額に入れタンスの上に置いていました。ある日の深夜、コタツでうたた寝をしていたところ、突然、額が側に落ちてきたとのこと。先生ははっとして、すぐ目が覚め「A子さんに『うたた寝していると風邪を引くよ』と怒られた気がした」と話してくれました。

こうした不思議な現象は、百か日以後は、起きていません。

小さな奇跡、偶然、巡り合わせから、奥様と周囲の関係が伺えます。素晴らしい方だったんですね。ご冥福をお祈りもうしあげます。

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