ピーターパンは子供の不成仏霊!?/「ムー民広場」出張版

ネバーランドと賽の河原の共通点

20160716

投稿者:ひたき さん(40歳)/オピニオン・偶然の一致

 

『ピーター・パン』の原作であるマシュー・バリーの『ピーター・パン』を知り、とある偶然の一致に気がつきました。

原作の『ピーター・パン』では、ピーター・パンはロンドンのケンジントン公園で乳母車から落ちたところ、ベビーシッターが見つけられずに迷子になり、歳をとらなくなりました。そして異世界であるネバーランドで、彼と同様な理由で永遠の子供として生きる仲間と暮らし、楽園での冒険の日々を送る様子が描かれています。

 

ですが、この楽園と同じような場所が、日本の地獄にもあることをご存じでしょうか?

それが賽の河原です。ここは親より早くに亡くなった子供が堕ちる地獄です。

 

つまり、ピーター・パンになる子供は、親より早くに死んだということで、ネバーランドという名の地獄に堕ちたと考えていいでしょう。

 

そこから考えると、ネバーランドに出てくる大人というのは、ほかの地獄の亡者か獄卒だと考えられます。つまり、フック船長とその手下は獄卒です。彼はネバーランドを脱走する亡者たちを止める役目は果たしていると思います。ネバーランドでは、親とはぐれ歳をとらなくなったというのも、賽の河原と同じです。

 

この作品の中に、ウェンディという少女が出てきます。この少女はネバーランドの住民の母となるというところがありますが、これは明らかに、賽の河原における地蔵そのものです。このときのピーター・パンは、自分たちの救いの主を捜していて、その中でウェンディを見つけたと思います。

一見すれば楽園に見えるネバーランドですが、内情はウェンディのような人がいないと大変な場所なのかもしれません。

 

気になったのは、ピーター・パンの作者であるマシュー・バリーは、日本の地獄の情報をどこで知ったのか、です。たまたま似ていたというのだと思いますが……楽園と思っているところは、じつは地獄だったというのも十分に考えられることです。

 

★――ずっと子供のままでいるという世界は、うらやましいようでいて、恐ろしい呪縛の世界でもありますね。時代や文化は違えど、共通する恐れがあったのではないでしょうか。

 

(月刊「ムー」2016年6月号より転載)

  • 1

関連商品

ムー2016年6月号

ムー2016年6月号

この記事と同じトピックを探す

関連記事

編集部おすすめ

アクセスランキング

  • デイリー
  • ウィークリー
  • トータル