オカルト短歌 第0回「オカルト」(参考作品選)

講評=笹公人

オカルト短歌を詠もう!

【師範作品】

憧れの山田先輩念写して微笑む春の妹無垢なり  【笹 公人】

 

短歌とオカルトの結びつきに「?」と思った読者もいると思いますが、短歌とは元々オカルト的な詩型です。

『玉伝集和歌最頂』によると、五句は五行思想に基づくとされていますし、『冷泉家和歌秘々口伝』によると、31という数字は天体の運行が永遠であることを示すとされています。このように短歌形式は、超常的なものと対応しているのです。

紀貫之による『古今和歌集』の仮名序に、「力をもいれずして、天地をうごかし、目にみえぬ鬼神をもあはれとおもはせ、男女のなかをもやはらげ、たけきもののふの心をもなぐさむるは歌なり」という有名な一節があります。

短歌の言霊パワーを説明した文章ですが、言葉が5・7・5・7・7の韻律に乗ったとき、神をうごかし、「天地をうごかす」というのは昔も今も変わりません。あの出口王仁三郎も「言霊の幸はう国、神様は歌を奉るのが、海河山野種々の供物よりも一番お気に入るのである」といってます。王仁三郎は、生涯にわたり数十万首もの歌を詠み、歌を神に奉ることにより数々の奇跡を起こしました。

このようにオカルト短歌は、ムー民にぴったりの創作ジャンルだと思います。ぜひオカルト短歌を詠んで新次元の扉を開きましょう。

 

【参考作品】

明滅し舞い上がりたるUFOに貼り付いている駐禁シール 【中山一朗】

夏の夜にアップデートを重ねてるモアイ像たちver3.0  【柳本々々】  

あの頃のあたしの支えのひと言はコックリさんが残した「い け て る」  【釼持】

急激に日焼けサロンに通い出し守護霊の入れ替わりを疑う  【キック(芸人)】

ケータイを丸呑みしたるしまへびのゆくえは知らず秋の深みに  【鈴木麦太朗】

 

「ムー」2017年3月号掲載のお題は「タイムトラベル」。締め切りは1月8日(日)必着。

 

あて先は以下。

ウェブ:「ムーPLUS」投稿フォームのカテゴリ「その他」を選び、本文冒頭に「オカルト短歌」と記載して、投稿してください。

郵送:〒141-8691 東京都大崎郵便局私書箱67号 学研「ムー」編集部 オカルト短歌 係

 

  • 投稿には、住所・氏名・年齢を明記してください。封書の場合は封筒と便箋の両方に記載してください。
  • 1回の投稿で複数首を投稿してもOKです。
  • 原稿は返却しませんので、コピーや複写を必ず取ってください。
  • ご投稿いただいた内容は「ムー」本誌の紙版、電子版のほか、「ムーPLUS」に掲載されることがあります。

 

笹師範をうらなせる名作、怪作をお待ちしております!

 

sasaprof

選者 笹 公人(ささ きみひと)

「未来」選者。現代歌人協会理事。歌集『念力家族』(NHKで連続ドラマ化)、『念力図鑑』、『抒情の奇妙な冒険』、編著『王仁三郎歌集』などがある。

 

講評=笹公人

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