オカルト短歌 第2回「未確認飛行物体」

講評=笹公人

飛んでるアレはなんだろう?

<優秀作品>

野次馬の中で気づいたあのUFOわたしが耳たぶ触ると光る     【小坂井大輔】

 

<佳作>

「あんなのは言うほど珍しくもない」寺内機長バーでつぶやく     【月餅屋】

未確認飛行物体透明な巨人のかぶる帽子なのかも     【冨田 実】

大洗ながれつきたるうつろ舟みむきもされず飛び去りぬとか     【笛地静恵】

サンジェルマン伯爵去りし方角で目撃される金のUFO     【中田】

未確認飛行物体通り過ぎポッケにあった財布なくなる     【柳原栄三】

 

たくさんのご投稿ありがとうございました! おもしろい歌が多くて選歌に悩みました。さっそく選評に移ります。

小坂井さんの歌。自分の体とUFOが連動していることに気づいて興奮している様子が窺えます。

たしかに耳たぶは何かのスイッチぽいですね。触りすぎたら怒られるのかな…? とか考えてしまいました。

月餅屋さんの歌。飛行機のパイロットのUFO目撃談は多いと聞いています。レストランなどではなく、バーで呟いているあたりが渋いですね。

冨田さんの歌。いわれてみればそうかもしれないと思いました。だとすると、アダムスキー型円盤は、麦わら帽子のような定番なのかもしれません。

笛地さんの歌。茨城県大洗町の海岸にUFOらしき「うつろ舟」が漂着した事件を題材にしています。まだ飛行機も飛んでいない江戸時代に、UFOを理解できる人がいたとは思えません。うつろ舟の絵に描かれた異国の美女のいでたちも宇宙人ぽいですよね。

中田さんの歌。不老不死ともタイムトラベラーともいわれるサンジェルマン伯爵。彼が宇宙人か未来人だったとしたら、UFOに乗って移動していたとも考えられます。妙な説得力がありました。

柳原さんの歌。スリ目的ではなく、純粋に地球人の貨幣を調べたかったのでしょう。そのうちドローンがスリに悪用される時代がくるかもしれません。

 

次回4月号掲載のお題は「妖怪」身近な彼らへのメッセージはいかが? ゲゲゲ、柳田、未確認生物も……。締め切りは2月9日(木)必着

 

応募方法は下記にて。

ウェブ:「ムーPLUS」投稿フォームのカテゴリ「その他」を選び、本文冒頭に「オカルト短歌」と記載して、投稿してください。

郵送:〒141-8691 東京都大崎郵便局私書箱67号 学研「ムー」編集部 オカルト短歌 係

 

  • 投稿には、住所・氏名・年齢を明記してください。封書の場合は封筒と便箋の両方に記載してください。
  • 1回の投稿で複数首を投稿してもOKです。
  • 原稿は返却しませんので、コピーや複写を必ず取ってください。
  • ご投稿いただいた内容は「ムー」本誌の紙版、電子版のほか、「ムーPLUS」に掲載されることがあります。

 

笹師範をうらなせる名作、怪作をお待ちしております!

 

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選者 笹 公人(ささ きみひと)

「未来」選者。現代歌人協会理事。歌集『念力家族』(NHKで連続ドラマ化)、『念力図鑑』、『抒情の奇妙な冒険』、編著『王仁三郎歌集』などがある。

 

(「ムー」2017年2月号より転載)

 

講評=笹公人

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