動物の夢③【犬・猫・ウサギ】/夢解き事典

文=藤巻一保

犬の夢

yume13犬は友人、誠実、忠誠などのイメージの強い動物ですが、夢に現れる場合は、
①使用人、部下、自分に従うもの
②卑しい行い(犬食い)、むだな行い、無為な結末(犬死)
③騒々しく感情的なけんか、闘争
などを象徴します。
また予知夢では、災い、障害、病気などの警告となります。

●犬と戦う・咬まれる・追われる
部下、後輩、友人などによる中傷や離反、裏切り。敵による(心理的な)攻撃。または夢主の気力の衰え、病気の暗示。女性の場合、男性に暴力的にされることもある。

●犬がしゃべる
本来自分に対して対等に口の聞けないはずの者がタメ口をきくこと。転じて人との諍い、論争、対立などの暗示。

●犬同士のけんか
気まずい関係にあるものとの対立・闘争・衝突。けんかしている犬の一方が夢主で、もう一方は対立者を意味する。

●犬が庭などを掘る・犬に救われる
援助者が現れること。また思わぬ幸運。庭を掘る犬は、日本の有名な昔話(ここ掘れわんわん)の記憶とつながっている可能性が高い。この場合の犬は、福をもたらすしもべ。さらにいえば、意識にとってのしもべは無意識。そこで無意識からの援助の意味も考えられる。

●死んだ飼い犬の夢
夢主が苦境に陥ろうとしていること。ただし個人的な思い出がつきまとっているはずなので、その犬から何を連想するかを第一に考えなければならない。

●自分が犬になる・犬小屋を見る
夢主が犬のように落ちぶれて、さげすまされた存在になっていること、または卑猥な思いや行為にとらわれていることへの警告。犬小屋に入っている夢も同じ。現状の改善を夢が要求している。

●黒い犬を見る
黒い犬は、病気、死などを表す典型的な予知夢の象徴。悪い誘惑の意味もある。

●白い犬を見る
自分にプラスをもたらす友人の象徴。援助。

●黒犬と白犬
自分の中の相反する考えや価値観、態度。一般に黒はネガティブなもの、不正なものを表し、白はポジティブなもの、正しいものを表す。また、自分と敵の象徴の場合もある。両者が戦っている場合は、激しい葛藤。並んでいる場合は、迷い。

 

猫の夢

①よこしまな人物、心、隠し事
②泥棒、詐欺
③愛人
④隠された本性
⑤まとわりつく病気
などを暗示します。
全般にマイナス・イメージの強い動物ですが、これは猫が夜行性で単独行動をとること、人の思いとは無関係に働くことに由来します。ただし猫好きの人が愛猫の夢を見るなどは、日常のエピソードが夢に混じり込んだものにすぎません。ふだん猫と接点のない人が、突如、かつ意味ありげに猫の夢を見た場合に注意を要するのです。

●猫が忍び寄る・足もとにまとわりつく
災いが貴方に接近してくる(いる)こと。詐欺師、泥棒など具体的な人物を指す場合と、病気などを暗示している場合がある。
浮気している男性がこの夢を見たら、それは発覚の恐れに対する脅え、不安。

●猫を買う・飼う
秘密をもつこと。妻帯者の男性の場合は愛人を囲うことを暗示している場合もある。

●猫を殺す
だれかに陥れられるところを救われる。

●猫が何かを埋める
いわゆる“猫ババ”の夢で、何かを隠したり、とりつくろっていること。

●猫を壁に塗り込める
大きな不安、葛藤。精神の健康に障害があること。予知夢では、何らかの犯罪を暗示している場合もある。

 

ウサギの夢

ウサギは月の精で、地上のメスウサギは月のウサギによって孕まされるという信仰があります。このようにウサギは、妊娠・出産・多産にまつわる暗示で、そこから転じて物事の成就の意味にもなります。
東洋の夢解釈では、「兎が遊ぶ夢」「兎が群れとなって天に昇る夢」は、なんらかの喜び事を司る吉夢とみます。また、すばしこく跳びはねる精神の働き(とくに直観)を暗示する場合もあります。

 

(「詳細 夢解き事典」より抜粋・加筆修正)

文=藤巻一保

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