右巻と左巻でパワー増幅! スパイラル・クォーツの神秘

文=中村友紀

自然界にだけ存在する右巻水晶

 

極小から極大まで、世界はすべて螺旋=渦巻でできている。

物質の根幹をなす原子核の周囲を運動する電子のスピンから、われわれの太陽系が所属する銀河系まで――すなわち極小から極大に至るまで、世界はすべて螺旋=渦巻でできているのだ。

渦巻はいわば、宇宙を構成する基本的かつ神秘のエネルギーなのである。

それから――もうひとつ、世界を構成する重要な要素がある。

陰と陽のバランスだ。

世界は陰と陽のひたつの要素でできている。

太陽と月、陸と海、男と女、プラスとマイナス、N極とS極、そして右と左……当然、世界を構成する渦巻にも、右巻と左巻がある。それも身の回りのきわめて身近なところに、だ。

右巻き水晶
右巻き水晶
左巻き水晶

 

たとえば、水晶がそれだ。

読者は、水晶に右巻と左巻が存在することをご存じだろうか。

 

水晶はその生成過程において、主成分である珪酸が結晶化する際に、螺旋を描きながら成長していく。つまり、渦巻ができる。このとき渦巻の向きは、自然の摂理として右巻と左巻に分かれる。一説には地球の自転の影響を受けるともいわれているが、とにかくどちらになるかはまったくの偶然による。

こうして自然界における天然の水晶は、ほぼ50パーセントの比率で右巻と左巻に分かれるわけだ。

ちなみに人工水晶では左巻しか存在しない。これは、クォーツ時計や超音波機械で使用されるときに、品質を一定に維持する必要があるからだ。逆にいえば、右巻と左巻では、同じ水晶でも性質が大きく異なっているのである。

そのため人工水晶は、国際的な規約によってすべて左巻にすると決められている。だから右巻の水晶は、天然物でしかありえない。

 

 

右巻・左巻のペアで最強の水晶に

 

数あるパワーストーンのなかでも水晶は、とりわけ人間の精神に強い影響を与えるとされてきた。

たとえば仏教においては、世界でもっとも貴重とされる7つの宝のうちのひとつ(「玻璃=透明な水晶」)とされている。

また古代ローマでは、その透明な美しさから、水晶は永久に凍りつづける不思議な氷だと信じられていた。

精神世界では、水晶は地球の「記憶庫」にあたると考える人々もいる。

ガイア仮説という、地球全体を一種の生命体と見なす説がある。そのガイアの記憶がすべて、世界中の地底に眠る水晶に蓄えられているというのだ。地球の全歴史を記憶する、いわばハードディスのようなものだ。

さらに、水晶球が未来予知などの占いでしばしば用いられるのはよく知られた話だし、一部のヒーラーは水晶を患部に当てて癒しを行うこともある。

こうした水晶の不思議な力をよく知っていたのがマヤ文明だ。彼らは透明な水晶を、神秘的な石として大切にしてきた。有名なところでは、水晶を磨いてつくられたドクロがある。おそらく水晶ドクロは、水晶の力を極限まで引きだすためのものだったのだろう。

ただし――。

前述のように自然界における水晶は、右巻と左巻が存在する。極論すれば、このふたつがセットになって初めて、本来の姿になるということだ。右巻と左巻で互いのパワーを補完しあうことで、もたらされる効果も相乗されるのである。

したがってパワーストーンとして水晶を用いる場合には、右巻と左巻をバランスよく利用することが重要となる。

もしも読者が、これまでパワーストーンを手にしても、あまり効果を実感できなかったとしたら、おそらくこのバランスに問題があったはずだ。

たとえば左手に左巻水晶を持つ。すると大地から高いエネルギーを吸収することができる。そして右手に右巻水晶を持つ。それによって今度は、吸収したエネルギーの流れを、体のなかで高めることができる。

これはいわば車軸の両輪で、このふたつが揃って初めて、水晶はパワーストーンとしての本来の実力を十二分に発揮できるようになる。

願望実現であれ未来予知であれ、水晶を手にするときには、それが成功の鍵となるはずなのである。

 

20171013mosuihubble_1

 

(「ムー」11月号より抜粋)

文=中村友紀

  • 1

関連商品

ムー
2017年11月号

ムー
2017年11月号

定価:870円
発行:学研プラス
発売日:2017/10/07

この記事と同じトピックを探す

関連記事

編集部おすすめ

アクセスランキング

  • デイリー
  • ウィークリー
  • トータル