古代のコールドスリープ技術・ミイラ/ヒストリーチャンネル

「死んでいない」ミイラの覚醒

HCmummy-coffin古代エジプト文明をはじめ、世界中の古代遺跡で発見されるミイラ。それは再生を願って、いつか魂の帰るべき場所として肉体を保存する技術だ。

時代や地域を超えて発見されるミイラだが、不思議なことに、ミイラ化の技術の発祥は明らかになっていない。文献といえるものはエジプト文明において、冥府の神アヌビスが、オシリスとイシスをミイラ化したという伝承だけだ。高度な肉体処理技術は、いつ、どこで生まれ、どのようにして世界各地へ広まったのだろうか。

そもそも、ミイラ化技術の目的自体が謎である。古代の死生観、宗教観にいて「いつか復活する」秘儀だとされるが、では、〝そのとき”とは、いったいいつなのか?

『A Brief History of The Incas』の著者ブライアン・フォスターは、古代宇宙飛行士説に通じる大胆な仮説を提示する。「ミイラ化技術は〝冬眠状態〟のシミュレーションだと思う。南米のミイラは胎児を思わせる姿勢であることが多い。これは、再生の概念を体現したものではないだろうか。源は、古代の地球を訪れていたエイリアンの〝長期仮眠装置〟にある」というのだ。

つまりミイラ化技術とは、長期間、宇宙空間を旅する際に、肉体的老化を抑える技術である、と--。

だとすれば、地球上の古代遺跡で発見されたミイラたちは、シミュレーション段階での失敗作ということになる。だが、肉体は魂の入れ物にすぎない。仏教世界の即身仏は、「未死=死んでいない」存在として捉えられる。ミイラに象徴されるコールドスリープ技術が、肉体を触媒として魂の保存を実現するためのものだったとしたら……。

秘儀によってミイラ化された者たちは、コスモ・スピリチュアルな意味で生きつづけていることになる。地球の各地で発見されるミイラが、いつか訪れる“再生”を期して眠っているのだとすれば、彼らが目を覚ますのは、かつて地球を訪れ、永遠の生命を授けた存在が再来するときだろう。そのとき復活するのは、ただの肉体とはかぎらない。

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CS放送「ヒストリーチャンネル」の「古代の宇宙人 シーズン6 #83ミイラの謎」では、豊富な資料映像と再現VTRを通じて、ミイラ化技術の真相に迫る。放送時間は9月15日(火)22:00~ほか。

視聴方法や番組内容などは公式HPにて。

 

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