海洋UMA静岡編! 平成UMAと「ファンシー絵みやげ」

文・写真=山下メロ

三保の海坊主

 

歌川国芳の『東海道五十三対 桑名』(国立国会図書館蔵)

 

前回は、海洋UMAとして宮崎県の人魚ファンシー絵みやげをご紹介しましたが、海洋UMAで忘れてはならないのが海坊主です。海外の海洋UMAであるシーサーペントと同一視されることもありますが、主に人型をした日本のUMAで、海上に巨体で現れ、船を沈めるとされています。

 

 

1980年代の海坊主といえば、北条司先生の漫画『シティハンター』における伊集院隼人のニックネームも浮かびますが、今回はファンシー絵みやげです。さすがに海坊主のものは無いのではないかと思っていましたが、なんと静岡県にて発見しました。

 

 

こんなにビビッドな色使いでいいのでしょうか、海坊主。

 

 

「UMIBOUZU」
「WE ARE SEA-BORN ANIMALS」

 

黒い空に、ショッキングピンクのカモメが飛んでいます。
どんな悪夢なのでしょうか。

 

 

「NYŪDŌGUMO」
……入道雲をローマ字でわざわざ説明しています。

 

それはまだ分かるのですが

 

「SHIMA」

 

島をわざわざ説明!!
もうそこは「ISLAND」とかでいいのでは……

 

 

出ました海坊主の親子!!金ラメでベタ塗りしてる豪華さ!
これでUMAの神秘性を表しているのでしょうか。

 

そして「UMI WA HIROI NA OOKII NA~♪

 

歌っています!!

 

意外にも海坊主は呑気ですね。

 

そして斜めに入った「MIHOMARINE」の文字は切れちゃってます。

そうです。これは三保の松原で有名な静岡県の三保で見つけました。

しかし、三保の松原といえば有名な羽衣伝説があり、ファンシー絵みやげのモチーフになるのも天女と決まっています。

 

 

昔から伝わる伝説で、非常に神秘的な存在として天女のイラストを使えばいいものを、なぜよりによって海坊主なのでしょうか。

 

そして、このキャラクターは全国的に海辺で使われているのかと思いきや、現在もここ静岡県・三保でしか見つかっていません。静岡には海坊主の目撃例でもあるのでしょうか。

……調べてみると伊豆のほうで、釣り糸を引っ張るウミコゾウ(海小僧)というUMAの目撃例もあるようです。三保は伊豆からもそう離れておらず、海は繋がっていますので、もしかしたらウミコゾウの目撃例があったのかもしれません。

 

 

このような暖簾もありました。大きいのが坊主なら小さいのが小僧ですので、親子で描かれているのもウミコゾウを意識しているのかもしれません。

 

そして、三保マリーナ近くで暖簾を広げてみたところ……

 

 

なんと不思議なことに、鳥たちがいっせいに飛び立ちました。

 

もしかすると、このUMAを見たことがあり、鳥たちが恐れているのかもしれません。

 

 

となると、このイラストはかなり忠実に描かれているのかも……。

 

 

では、また次回。

文・写真=山下メロ

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