大ピラミッドは発光していた!? 建造技術とその目的の謎

古代エジプト文明の高度な技術

2016年、名古屋大学をはじめとする共同研究チームが、エジプトのギザにあるクフ王の大ピラミッドを調査。その内部に、未知の空間が存在することをつきとめたニュースを、読者はご記憶だろうか。

じつをいうと精密重力計の測定結果における螺旋シャフトや、地下に存在する未知の熱源など、この大ピラミッドに関する新たな科学的調査とそれに基づく発見は、近年、後を絶たない状態にある。だが、それに伴って、古代エジプト文明に対する新たな疑問も生まれてきている。

 

たとえば――。

いままで1枚の金属板を折り曲げて作られたと思われていたツタンカーメンの黄金のマスクには、多くの溶接跡が存在し、そのつなぎ目も近年の精密スキャンでなければわからないほどの技術が用いられていたということもそのひとつだ。

また、数多く残されている建築物のほとんどに、かなり古い年代の石が使われていることについても、旧来の学説では石材を再利用したため、という説が主流だった。ところがどういうわけか、建物や壁の内側にいけばいくほど古い石材が使われているという、この再利用説では説明がつかないような事実も明らかになってきた。

ギザの3大ピラミッドに関しても、外側に貼られた化粧石を綺麗に切削するためには、化粧石をはめ込んだ後で仕上げ作業をしなければならないという。

だが考古学者がいうように、のみと石と砂だけで、現代に至ってもなお人の顔が写り込むようなレベルの鏡面に加工することは、絶対に不可能なのである。これは、材料加工技術の専門家も同じように指摘しているところだ。

ピラミッドで使われた石の運搬方法にしても同様である。

それについて記した文書の発見によって、「これでピラミッドの謎はすべて解けた」と主張している世界の考古学界ではあるが、それはあくまでも、どこからどうやって石を運んできたのか、というレベルの話にすぎない。

しかも書かれている文字の字体からすると、これは大ピラミッド建設時の文書ではないという指摘さえある。

このように、技術革新によって次々と新発見がなされている古代エジプト文明ではあっても、いまだに説明がつかない謎が多すぎるのである。

ギザの大ピラミッド。近年、このピラミッドの内部で新たなる空間が発見されて、大きな話題を呼んだ。

 

謎だらけのクフ王の大ピラミッド

クフ王の大ピラミッドについては、その建造目的さえ、いまだ議論は尽きていない。

墓だったという論調がアカデミズムの主流ではあるが、あの大きさの建造物ともなると、建てるだけでもそうとうな時間がかかる。いわれている20年という工期では、あまりにも短すぎるのだ。

アカデミズムの世界では、何らかの方法により、2分から3分に1個のペースで石を積み上げた、ということになっている。しかし労働者の動線を考えると、人力でそれは不可能だ。

さらにいうと、ピラミッドの多くの場所で非常に強度が高く、腐食性に強いモルタルのような製法不明の接着剤が使われている。これを数トンから数十トンレベルの石に薄く塗る作業だけでも、1個あたり何時間もかかってしまうことだろう。

ましてや、のみやカミソリといった原始的な道具を使い、化粧石の加工まで行ったとなれば、数百年かかったとしても完成させることは不可能となる。これは材料学や建築学など、数多くの専門家が指摘しているところだ。

ギザの大ピラミッド内部の壁面と通路。巨大な石が見事に切られ、1ミリの隙間もなく密着している。彼らはこれを、どうやって加工したのか?

 

仮に、これらの説がすべて正しいとすれば、クフ王の大ピラミッドはファラオの即位以前から作りはじめ、死してもなお作りつづけていたということになる。それは明らかにおかしい。ピラミッド=王の墓説は、完全に否定せざるを得ないのである。

しかも、筆者による検証の結果、もっと驚くべきことがわかった。

建設当時のクフ王の大ピラミッドは、まばゆく発光していたのである!

いったいどういうことなのか。本誌特集でその謎を追っていくことにしよう。

 

(ムー2019年12月号より抜粋)

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