ムーが挑んできた世界の謎と不思議総力特集の40年史を辿る

創刊から40年の歴史

 

本誌「ムー」が隔月刊で創刊されたのは1979年10月(11月号)。学年誌の「高二コース」で、ミステリー記事が好評だったことから企画されたのが始まりだ。

その前夜となる1970年代には、日本のミステリー&オカルトの世界でも次々とエポック・メイキングな出来事が起こっていた。「ムー」が登場する下地は十分に熟成されていたのである。

まず、70 年代最大の事件といえば、1973年11月25日に、五島勉氏による『ノストラダムスの大予言』が刊行されたことだ。
1999年7の月で世界が終わるというショッキングな予言は創刊から20年間、「ムー」にとっても一大テーマになったのである。

また同年にはもうひとつ、コックリさんの大ブームも起こっていた。当時は日本中の学校の片隅で、だれもがこっそりと1枚のコインに指先を置き、コックリさんにお尋ねをしていたものだ。

超能力者のユリ・ゲラーが来日したのは翌1974年3月で、テレビ出演をきっかけに日本中でスプーンを曲げる少年少女が続出した。ほかにも甲府でのUFO着陸事件、鹿児島県池田湖でのイッシー目撃、口裂け女の出現、ツチノコブームと、70年代はまさにミステリー事件の花盛りだったのだ。

そんななかで1970年代の締めくくりに創刊された「ムー」。
記念すべき最初の総力特集は「異星人は敵か、味方か?」だった。これもまた王道のテーマである。

それから1981年にかけては、「ムー」にとって重要なテーマが次々と展開されていった。
ムー大陸、予言・預言、古代文明、宇宙論、超能力……特筆すべきは第7号「[大推理] 古代核戦争の謎」だ。この時期、ムー」は廃刊の危機を迎えており、これで売れなければ終わりという、存亡を賭けた魂の総力特集だった。
それだけに準備段階から特別に力が入っており、狭い編集部は記事用の資料が詰まった段ボールで埋まったという話だ。記事も何度も書き直しが行われ、その結果、大きな反響を呼んだ。この勢いで本誌全体にもいくつかの改革が行われ、1980年になると売れ行きも急上昇。翌1981年からはついに月刊化が決まった。

(「ムー」2019年11月号 別冊特別付録「総力特集の40年史」より抜粋)

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