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”ファティマの聖母出現”は予言されていた! 自動書記が導いた奇跡の真実/ケイ・ミズモリ

20世紀初頭、ポルトガルの寒村に突如として出現した聖母は、世界に関する3つの預言を遺した。そして実は、世界が注目するこの奇跡を、予め知っていた人々がいたという。
預言は、予言されていたーー! 衝撃の新情報に迫る。

文=ケイ・ミズモリ

子供たちの前に現れたファティマの聖母

 1917年の晩春、ポルトガルの寒村ファティマで、3人の子供たちの前に聖母マリアが出現した。その後、聖母は半年間にわたって定期的に出現し、人類の未来について語るという奇跡が起こった。

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聖母マリアのメッセージを受け取った3人の子供たち。左からルシア、フランシスコ、ジャシンタ。

 この一連の奇跡はカトリック教会が公認し、「ファティマの聖母」として世界的に知られている。キリスト教とは無縁の日本人であっても、おそらく大多数の人々が知っているものと思われる。だが、このような超自然的な出来事が起こることを事前に予言していた人々がいたことは、あまり知られていないだろう。
 本稿ではその詳細を紹介していくわけだが、まずは「ファティマの聖母」出現の状況がどのようなものだったのか、あらためて振り返っておきたい。

 最初に聖母が出現したのは1917年5月13日だった。立ち会ったのは、当時10歳の少女ルシア・ドス・サントス、9歳のフランシスコ・マルト、7歳のジャシンタ・マルトの3人。
「何も怖がることはありません。私は皆さんに何も悪いことは致しません」
 と聖母がいうと、ルシアはこう尋ねている。
「あなた様は、どちらからいらしたのですか?」
「私は天国からまいりました」
 そう答える聖母にルシアは、さらに質問を投げかけた。
「あなた様は私どもに、何をお望みでございますか?」
「これから6か月間、毎月13日の同じ時間にここに来ることを求めるために来ました。後に、私がだれであり、何を望んでいるかをいいましょう。後になって、7度目にもここに戻ってくるでしょう」
 聖母はそう答えた。また会話の後半では、神への献身とその心構えについて言葉が交わされた。

 2回目となった6月13日には、噂を聞いた50人ほどの村人が集まってきた。そこに現れた聖母は、来月の13日にもここに来るので、それまで毎日ロザリオ(聖母マリアに対する祈り)を唱えることをルシアに求めた。
 さらに、ジャシンタとフランシスコはまもなく天国へ連れていくが、ルシアはこの世に留まり、神への道を歩めるように導いていくことを伝えている。その言葉通り、フランシスコは1919年に10歳で、ジャシンタは1920年に9歳で他界したのだ。

 なお、ルシアはこう語っている。
「聖母の右手の前に茨に取り囲まれた心臓があり、それを茨が突き刺していた。私たちはこれがマリアの汚れなき御心であり、人間の罪によって踏みにじられ、償いを求めておられると理解した」

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ファティマの聖母像。聖母は計6回にわたって人々の前にその姿を現した。

預言で的中させた戦争の始まりと終わり

 3回目の7月13日、群衆は1000人になっていた。現れた聖母は、ルシアに次のような言葉を残した。

「毎月ここに来つづけなさい。10月に、私がだれであるか、何を望んでいるかをあなたがたに教えます。そしてすべての人のために、見て信じるようにひとつの奇跡を行います」
「罪人のためにあなたがた自身を犠牲として捧げなさい。そして何度も、特に何か犠牲をするときにはこういいなさい。『おお、イエスよ、これはあなたのため、罪人の回心のため、そしてマリアの汚れなき御心に対して犯される罪の償いのためです』」

 そしてルシアは、強い光線が地上を貫き、そのなかで一瞬だったが火の海のような地獄を見せられた。悪魔、人間の形をした霊魂たちが絶望と苦悶のうちに透明な火の塊となっていたのを見たルシアは、恐怖のあまり叫び、周囲の人々はその声を聞いた。

 次に聖母は、こう語った。
「戦争は終わりに近づいていますが、もし人々が主に背き罪を犯しつづけるなら、次の教皇(ピウス11世)の在位期間中(1922〜1939年)に、もっとひどい戦争が始まることでしょう。未知の光によって照らされる夜を見るとき、これが神によってあなたがたに与えられる大きなしるしであるということを知りなさい。神は戦争、飢饉、教会と教皇の迫害によって、世界をその罪のために罰しようとしておられるのです」

 ここでいう「終わりに近づいている」戦争とは、1914〜1918年の第1次世界大戦を指している。つまり聖母はその終結を預言したとされており、これを「第1の預言」と呼ぶ。また、次に起こる「もっとひどい戦争」とは、1939〜1945年の第2次世界大戦のことであり、こちらは「第2の預言」とされている。

 聖母はさらに、次のように続けた。
「このことを避けるために、私は私の汚れなき御心へのロシアの奉献と、初土曜日の償いの聖体拝領を求めるために来るでしょう。もし私の要求が顧みられるならば、ロシアは回心し、平和が訪れるでしょう。もしそうでないならば、ロシアは戦争と教会の迫害を引き起こしながら、その誤謬を世界中に広めるでしょう。善い人々は殉教し、教皇は多く苦しみを受け、さまざまの民族が絶滅させられるでしょう」
「最後に、私の汚れなき御心は勝利するでしょう。教皇は私にロシアを奉献するでしょう。そしてロシアは回心し、ある期間の平和が世界に与えられるでしょう。……ポルトガルでは信仰の教義が常に保たれるでしょう。このことをだれにもいってはいけませんが、フランシスコには言ってもよい」

 読者もご存じのように、ロシアは1917年のロシア革命を経て1922年にソビエト連邦を樹立。宗教を否定する共産党の、一党独裁態勢を構築している。これは、そうした一連の流れを語ったものとされている。
 そして——。
 聖母はその言葉のあとに、大きな秘密に触れている。これがいわゆる「ファティマ第3の預言」と呼ばれるものだ。

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靄にかすむファティマの遠景。20世紀初頭、この地で聖母マリアの奇跡が起こった。

未だ公開されていない「第3の預言」

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