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ロズウェル事件を偽情報で混乱させた「UFOスパイ」フランク・カウフマンの正体

発生後73年が経過しても、UFO史上最大の謎として語り継がれているロズウェル事件。今や生き残っている証人はほとんどいないが、事件のキープレイヤーは証人だけとは限らない。
事件の本質が墜落UFOとその乗組員の隠蔽工作であるなら、それに関わった人間についても考察するべきではないか。
そこで、こうした人々の中でも、ディスインフォメーション工作において重要な役割を果たした人物について、ロズウェル事件の考察に長年携わってきた一流リサーチャー、ドン・シュミットの10年以上にわたる実体験をもとに掘り下げる。

文=ドン・シュミット+宇佐和通

事件の生き証人との仕組まれた出会い

 ロズウェル事件という言葉を聞いて、まずウォルター・ハウトの名前を思い浮かべる人は少なくないはずだ。
“空飛ぶ円盤回収”のオフィシャルな第一報に深く関わったロズウェル基地の広報官だったハウト氏が退役したのは、事件発生後約1年が経過したころだった。民間人となった彼は、保険代理店を経営しながらロズウェルのメインストリートでアートギャラリーを開いた。それと同時に、地元コミュニティに顔を売っていくため、ロズウェル商工会議所との関係をよくしておく努力も怠らなかった。このころ、商工会議所の副会長として幅広い人脈を誇っていた人物がいた。フランク・カウフマンというこの男性は、とてもチャーミングで社交的で、新しいメンバーであるハウトともすぐに打ち解け、ほどなく家族ぐるみのつき合いが始まった。傍目にはごく自然な光景だったに違いない。
 しかし、である。これはロズウェル事件の表の顔であるハウトと、ディスインフォメーション工作の初代現場責任者とされる男の最初の正式な出会いにほかならなかった。そしてカウフマンにとっては、何十年という長いスパンで続いていく隠蔽工作のため周到に準備された計画のスタートを告げるものだったのだ。
 ドン・シュミットは断言する。フランク・カウフマンはロズウェル事件のディスインフォメーション工作のために起用されたエージェントだった、と。

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フランク・カウフマン。陸軍を除隊後、ロズウェル事件の隠蔽工作員として重要な役割を果たした。

口数の少ない老アーティスト

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