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温泉には河童がいる!? 河童天国から巡る観光河童の世界/山下メロ・平成UMAみやげ

バブルをまたいだ平成は、いわゆるオカルト事象がやんわりと世に受け入れられていた時代でもある。「ファンシー絵みやげ」研究家の山下メロが、当時を彩った”UMAみやげ”の世界をご案内。
今回は、かっぱ天国の情報を手がかりに、各地の「河童」を追う!

前回の「河童」情報はこちら

文・写真=山下メロ

「かっぱ天国」の手がかり

 河童の情報を求めていた我々調査班は、とある筋からの情報をもとに神奈川県は箱根湯本駅前にある「かっぱ天国」という露天風呂へと向かったのです。(前回参照

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 箱根湯本駅すぐ目の前にある「かっぱ天国」。どうも居酒屋の看板風です。さらに奥へ行ってみましょう。

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 露天風呂の文字。右にあるフロント案内看板にも「KAPPA TENGOKU」とローマ字日本語表記があります。これはファンシー絵みやげ的にも期待が高まるところです。
 ということで、さっそく露天風呂でひとっ風呂浴びたあとで、驚きの光景に出会いました。

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 なんと、壁にある棚に、ぎっしりと河童アイテムがディスプレイされています。ここ「かっぱ天国」の店主は無類の河童マニアなのでしょうか。箱根に河童伝説があるというよりは、河童マニアの方が経営されているから「かっぱ天国」なのかもしれません。

 ここで思わぬ出会いがありました。

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 棚の上にある河童のぬいぐるみを見ると、前かけをしています。そこに書かれた文字が「飛騨」と「古牧」なのです。古牧……確かに青森県・古牧温泉のファンシー絵みやげに河童のモチーフが描かれているのを見たことがあります。

 それがこちらです。

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 かわいいブルーの河童です。ピンク色の魚をぶら下げており、そこに「古牧温泉」と名入れがされています。しかし、なぜ古牧温泉で河童なのでしょうか。さらに他のキーホルダーも見てみましょう。

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 いずれも同じイラストですが、方位磁針つき、ロケット付き、鈴つきとそれぞれ形態が異なります。そして背景には特徴的な建物……と……噴水のある池……。これはまさに古牧温泉だけのイラストになっているのです。

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 古牧温泉は巨大な敷地面積を持つ温泉リゾート施設。温泉だけでなくホテルやプールなどを内包するひとつの大きな温泉レジャー施設なのです。その中には古牧温泉渋沢公園という場所があり、そこに「かっぱ沼」があります。
 この「かっぱ沼」。そしてその噴水。さらに南部曲家や旧渋沢邸など歴史的建造物をイラストに描いてあるのです。まさに、古牧温泉でしか売ることができない河童モチーフのファンシー絵みやげというわけです。

 さらに敷地内には岡本太郎記念公園もあり、太郎カッパ神像という重要な河童キャラクターに会うことができます。訪れた方のTwitterでご紹介します。

 これまでのファンシー絵みやげの河童が霞むほどに先鋭的な表現! こんな風に河童を表現することもできるのですね……。

 ちなみに小牧温泉でなく古牧温泉です。小牧市は愛知県……。

かっぱ天国の最深部へ……

「かっぱ天国」の数々のコレクションを見て、河童伝説のあるところでは、河童グッズが見つかるのではないかという気持ちになってきました。

 しかし、次の手がかりは思わぬ場所で見つかりました。
 それは北海道のとある食事処です。

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 荒れ狂う北海道の冬の海を前に、寒さに耐えきれず入ったラーメン店。そこで私は驚きの光景を目にしました。

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 なんと、それは見渡す限りの観光提灯コレクションでした。観光提灯のイラストは渋いものがほとんどですが、ここではいくつかファンシーなイラストが見つかりました。それは、これまでこの連載で紹介してきた場所ばかりです。

河童提灯

左が北海道の定山渓温泉。青森県の渋沢公園は古牧温泉のある公園で、同じキャラクターがつかわれている。

 いずれも河童のファンシー絵みやげイラスト。やはり、これまでの調査は間違っていなかったのです。

 そして、河童伝説を調べていくと、なんとペンションやスキー場の多い長野県の、女神湖にも河童伝説があるということで、行ってみました。

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現地には河童にまつわる銅像が存在していました。訪れた方のTwitterをご紹介します。

 しかしファンシー絵みやげになっている河童は見つかりませんでした。
そして、ファンシー絵みやげとしても見つかったのは、これだけでした。

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 なんと、サントリー缶ビールのCMキャラクターに非常によく似ているペンギンです。むしろ長野の湖に、サーフボード(?)を持ったペンギンみたいな生物がいるほうが未確認生物では!?

河童調査、続けます!


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