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なぜ社長室に神棚があるのか? 経営者とオカルトの深い関係/秋山眞人インタビュー

なぜ社長は信心深いのか? 
仕事柄、経営者の方々と会う機会がよくあるが、社長室に通されると9割以上の確率で神棚がある。それもきちんとした大きな神棚である。そして私が月刊ムーで記事を書いていることを知ると、どこかで聞いたらしい陰謀論の真偽を聞かれたり、ご自身の神秘体験を話されたりする。なぜ社長はオカルトが好きなのか?
その謎を解き明かすべく、まず、まさに超能力者として経営者と向き合っている秋山眞人氏を訪ねた。「経営者が求める超能力」とはーー?

文=久野友萬

成功する条件は運と縁と勘

 月刊「ムー」編集長が親愛を込めてアニキと呼ぶ、秋山眞人さんは頼れる好男子である。超能力少年としてメディアに登場して半世紀、業界のど真ん中でその盛衰をつぶさに見てきた。ご自身も会社を経営し、さまざまな企業のコンサルタントも務められている。
 企業がらみの案件でも、「温泉や石油を掘るから出る場所を当てる」ように頼まれたり、海外の企業から「製品の不良品が出ないようにするやり方を異星人に聞いてほしい」と頼まれたりと、不思議な経験も山ほどされている。
 経営者とオカルトの関係について、大きく俯瞰するのに秋山さん以上の適任者はいない。

秋山眞人

秋山眞人氏。

「まず出版界でいうと、僕がホントにお世話になった、角南攻(すなみ おさむ)さん、この人ぐらい運のいい人は会ったことがない」

 角南攻は少年ジャンプという誌名の名付け親にしてヤングジャンプの創刊編集長だった、集英社の超名物編集者である。永井豪を発掘し、ヤングジャンプを300万部の最強青年マンガ誌に成長させた凄腕はマンガ好きなら誰もが知っている(惜しくも2014年に逝去された)。

「角南さんは本当にたくさんの人を見てきた方で、その角南さんがおっしゃっていたのが、成功する人の条件は運と縁と勘だと。“運”も“縁”も“勘”もオカルトと関わる。オカルトを世界の奥行と考えるなら、人間最大の奥行がオカルトであり、経営者はそういうところにたどり着くのかもしれません」

 運と縁と勘。すべてが揃うと勝ち残る。文字通りに運のいい人がビジネスの世界では残っていく。頭が切れる、人脈がある、資金がある、それもあるのだろう。しかしそれはあって当たり前で、ビジネスで成功する人は少なからずそうしたものを持っているから会社を興す。成功するしないは、そこから先の話である。
 そして運がいい人は、ずいぶん後になって自分は運が良かったことに気がつくのだ。なぜ自分は運が良かったのか?

「そういう時に、どうやら見えない世界があるんじゃないか? と感じ始めるんだと思いますね」

mu201412スナミちゃん最終回とりい秋山対談-1

「ムー」2014年12月号より。急逝した角南氏を偲んで、漫画家のとりいかずよし氏と秋山眞人氏の追悼対談が行われた。

 70年代に超能力少年として華々しく取り上げられて以来、秋山さんは数多くの財界人と親しくしてきた。パナソニックの創業者・松下幸之助やソニーの井深大、盛田昭夫、錚々たる方々に直接会い、精神世界について彼らの考えや体験を聞いてきた。

「いかに精神世界に対して造詣が深いか、目の当たりにしましたからね。中でもソニーの井深さんは熱心でした。ご自身で世界の能力者、直感力のスペシャリストたちに会いに行っていましたから」

 今から30年ほど前の話である。運と縁は人智を超えた何かだが、勘=直感は人間の能力であり、その限りにおいて敏感に鋭く研ぎ澄ませたり、より広く深く働かせることはが可能ではないかと井深大は考えたらしい。井深大だけではなく、多くの財界人が同様に考え、座禅を組んだり写経をしたりと脳の使い方を変えて勘を鋭くすることに注目し始めていた。

 それに気づいたのが、たま出版社の社長・瓜谷侑広である。
 たま出版の瓜谷は“精神世界”という言葉を発明した業界のパイオニアだ。その嗅覚で瓜谷は能力者を集めて『たまメンタルビジネスクラブ』という、財界と能力者を結ぶ親睦団体を作る(早期に解散してしまうのだが)。そこには京セラの稲森会長や、一番若いメンバーには船井幸雄氏がいた。
 故・船井幸雄さんといえば、コンサルティングファームの船井総研を経営しつつ、精神世界やEM菌のようなオルタナティブな科学を普及させた人物である。発明好きの中小企業経営者には神様のように扱われている。

「僕はある経営者の代理で出席していましたが、面白かったですねえ。財界人と直感のスペシャリストたちが喧々諤々の論議をするんです。その時、船井さんは直感を求める人たちのこういうニーズ自体がビジネスになると、まさに直感されたみたいですね」

 船井幸雄のビジネススタイルにたま出版が関係していたとは驚きである。

陰謀論を信じる土壌がある

 経営者は孤独です、と秋山さん。

「誰もやらなかったことをやろうとするわけでね。社会の裏も表も見てしまうので、陰謀論にも造詣が深い。昔、ヤングジャンプの企画で、有名になる前のビル・ゲイツを呼んだことがあるんです。特技は? と聞くと折りたたみ椅子を飛び越えることができます、と会議室で椅子の上をジャンプしたら、フケがバーッと舞ってね」

 マイクロソフト創設者にして世界屈指の大富豪、ビル・ゲイツも当時は20代の青年。日本で一発芸を披露していたのだ。

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