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”完成”したHAARPを受け継ぐ”脳力兵器”と”ネオ軍産複合体”/宇佐和通・DARK RUMOR

都市伝説研究家・宇佐和通が、インターネットの奥底で語られる噂話を掘り起こし、光を当てる。
今回は有名ネットロアになった「HAARP」の終焉ないし完成から語られる、”脳の兵器化”の噂についてーー。

文=宇佐和通

アラスカのHAARPは「完成した」説

 都市伝説という言葉で形容される話の数々には、“友だちの友だち”というキャラクターが不可欠だった。特定こそできないものの、存在が確実に感じられる人物が体験した奇妙な出来事。そういう体で語られるのが常だった。しかしいつのまにか、かつては陰謀論という独立したジャンルで語られていたものも含まれるようになった。今回紹介するのは、そんな話のひとつだ。

 HAARP=High Frequency Active Auroral Research Program(高周波活性オーロラ調査プログラム)という言葉に、懐かしい響きを感じる方もいらっしゃるのではないだろうか。
 90年代半ばあたりから、日米両国でさかんに取りざたされたアメリカのプロジェクト名だ。アメリカ空軍・海軍、国防高等研究計画局(DARPA)、そしてアラスカ大学やスタンフォード大学、UCLAなど14以上のアメリカ国内の大学が関わる共同研究という体のプロジェクトがスタートしたのは1980年終わりだった。アラスカ州ガコナに大規模なアンテナが建設され、その全貌が明らかになるにつれ、さまざまな憶測が飛び交うようになった。
 ごく簡単に仕組みについて触れておこう。
 地上に設置されたレーダーから電離層に向けて電波を照射し、その部分を変化させる。その部分が鏡のようになって、さらに発信される電波を反射して地上に届かせたり、巨大なスクリーンとなって機能し、ホログラム映像を投影できたりするーーという効果が語られていた。

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アラスカ州ガコナにあるHAARPのアンテナ施設。(写真=Wikipedia

 HAARPの真の目的は何だったのか。気象兵器地震兵器であるとか、ニコラ・テスラが設計した電波による電力供給網の構築であるとか、あるいは自国上空にバリアを張って敵国が撃ち込んでくるICBMを無力化する防空システムであるとか、その正反対に敵国の上空に電波を放射することによってその国内の電子機器を一斉にダウンさせるとか、実にさまざまな説が浮上しては消えた。

 アメリカ空軍がプロジェクトの終了を公にしたのは2012年だ。目的や本質が憶測の域を出ないままHAARPは終焉を迎え、ガコナのアンテナ施設も壊された。
 ところが、である。
 終焉は表向きのポーズに過ぎないのではないかという憶測が生まれている。
 何せ軍と大学が総力を挙げて取り組んだ総額3億ドル規模の一大プロジェクトだ。契約企業だけが巨大な利益を上げただけで終わるわけがない。HAARPは、単に終わったのではない。完成したのだ。今、そんなニュアンスの話が広がっている。
 もちろん常識的な反論もある。絶対不可欠なハードのはずであるアンテナ網が破棄されたのだから、プロジェクトが存続されるわけがない。しかしそんな見方は即座に否定される。もはやHAARPはアンテナ施設など必要としないほど進化し、洗練されている、そんな仮説を展開している人たちがいる。

脳をコンピュータと直結するブレイン・ハッキング

 HAARPプロジェクトの終了が公になって4年後の2016年1月、『Techworm』というコンピューターテクノロジー関連の専門サイトに興味深い記事が掲載された。「兵士の脳とコンピューターをつなぐインターフェイス開発へ」というタイトルだ。軍部が、埋め込み式の神経インターフェイスを開発し、それを用いて兵士の脳とコンピューターを“直結”する方法を模索しているという内容だ。

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