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各々の五分の魂を持ち寄れば、カルマ循環、悉有仏性/和嶋慎治・神々の椅子

人間椅子・和嶋慎治氏による、楽曲解説連載、題して「神々の椅子」! 読めば楽曲世界の背景がくっきりと、またはさらに複雑に体験できるだろう。今回のテーマは「悉有仏性」。この世に生かされる肉体にたまたま宿った魂の組み合わせを、全生命でシャッフルしながら世界があるのかもしれない。

文=和嶋慎治(人間椅子) #神々の椅子

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全生命の一部としての自覚

 またもや臨死体験者、木内鶴彦さんのお話を例に挙げて恐縮ですが、氏によると、我々の生態系は循環型なのだそうです。

 すなわち、まず陸地の植物、および動物の糞や死骸などが微生物に分解されます。それが川を伝って海へと流れ、海溝に溜まります。その溜まった微生物を、プランクトンや深海魚が食べます。それらを海の中間層にいる魚が食べ、またそれを海面近くにいる魚が食べます。一部の魚たち、回遊魚たちは、海から川に遡上して産卵し、そこで一生を終えます。その死骸を熊や狸が山の奥へと持ち運び、糞や自らの死骸としてまた山に栄養を返します。
 そのように自然の摂理は見事に無駄のない循環型をしており、生態系の新参者である我々人類は、その手助けをしなくてはならない、ということだそうです。

 我々人類の出自については、宇宙人の介入、遺伝子操作による結果であるとの説に、僕としては一票ですが、いずれにしろこの地球上で生を営ませてもらっているわけですから、他の動物とは仲間であり、彼らと共存、ひいては手助けをするのは当然の使命といえましょう。僕自身、生命の価値は皆同等でその根源はひとつ、敷衍して魂レベルでは皆つながっていると考えるものであります。

 次のような体験をしたことがあります。

 その頃僕は、弁当のルート配送のアルバイトをしていました。三十代後半でしたでしょうか。早朝会社に行き、軽バンに大量の弁当を積み込みます。その弁当を、契約先の会社、工場、商店、病院などに昼までに配達するという仕事でした(場合によっては夕食も)。
 午後は弁当容器の回収です。これが恐ろしく眠く、前日夜にバンドの練習なんかがあったりすると、もう我慢できず、やってはいけないことですが、信号待ちで居眠りすることなんてしょっちゅうでした。

 その日も、半分ウトウトしながら午後の回収作業をしていました。
 ふと、突然ある言葉が僕の頭に浮かびました。
「ニッポニア・ニッポン」
 あれ、ニッポニア・ニッポンってなんだっけ。ああそうか、トキの学術名か。そういえば日本原産のトキってまだ生きてるのかな。一羽? 二羽? 三羽? 寂しくないのかな。なんでこんなことが頭に浮かんだんだろう…。

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