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「UFO観の相違」というべき視点と猫とムー

 不規則更新の「ムーPLUSの中の人」による雑感です。
「ムーPLUSの中の人」は「ムーコラボの人」でもありまして、スイパラさんとのコラボの発表が好評で驚いた本日です。

 メニューやグッズについて、詳細はどしどしスイパラさんから告知されていきますのでお待ちください。

 おかげさまでいろいろな企業、団体、組織と「コラボ」する「ムー」でして、「毎日滅亡カレンダー」のようなムー的なコンテンツをきっちり盛って狙ったアイテムから、ロゴの形のピアスというノー・ミステリーのグッズまで、どこと組んでも何を作っても怪しさだけは保証するブランドとして手広く展開しています。計画的に…ではまったくなく、その都度の着想、面白がりをコラボ先と持ち寄った結果ですね。トモフスキーが言うところの、無計画という名の壮大な計画です。

 コラボ企画では、本誌やウェブとは別の制作が生じます。グッズそのもののほか、パッケージ、チラシ、バナーなどなど。

 そこでよく聞かれるのが……「UFOとか宇宙人のお写真、ありませんか?」です。本誌の誌面で掲載してきたUFO写真はいくつもあるので、それらをデザイン素材として使いたい、というリクエストですね。

 意外と、困るのです。出し渋ってるとかではなく、「そういうものではなくて…」という、もどかしさ。
 結論からいくと「今回の目的用にデザインしましょう」になるのですが、先方にしてみたら「ムーに載ってる、いわゆるUFOをそのまま使いたいのに…」と思われますよね。そのときにはたいてい、こんな説明をしています。(本題に到達)

 実は、「これが正しいUFOだ」という写真は存在しえないのです。
 UFOがあるとかないとかではなく、「これがいわゆる猫である」という画像が事実上ありえないのと一緒なんですね。

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 この写真は、「猫」「ペットで人気のアメショ」「ウチのタマ」のどれでもありえますが、「猫」「アメショ」「タマ」はどれも同じ存在ではないです。
 この画像を「猫」として出すのは簡単です。フリー素材だし。が、家猫、短毛、ペット、定番……といったイメージが付属して、野良猫は自然と外れていきますし、長毛種、デブネコ、オバカな猫といったイメージは薄れていきます。
 猫写真ならなんでもいいわけではなく、アメショなり、「タマ」なりを起用する理由が企画にあるはず。
 もちろん、そこを抜いて「なんでもいいので猫」「できるだけわかりやすい猫」という判断もありますが。

 ただ、それをUFOでやると、なかなかややこしいのです。

 UFO画像で考えてみると、「アダムスキー型」が(世間的に)もっともUFOらしいわけですが、ジョージ・アダムスキーが撮影したそれ(参考記事)をそのままデザイン素材として使うと、その意味は猫でいう「ウチのタマ」くらいのレイヤーで固定されてしまう。

「なんでもいいのでUFO」で「アダムスキー」を出すことは「アダムスキーを選んだ」ことに無意識である、ということです。
「ムー」に掲載されている”ような”UFOは、たいていは(詳細不明もありますけどね…)いつどこで出現したのかという情報コミです。その写真をデザイン素材として使うのは、情報を削いで「なんでもいいからUFO」としてしまう。そのスタンスは……「ムー」ではない。

 なので、想定ユーザーや仕上げたいイメージに沿って、そのつどのUFOビジュアルを考える必要があるんです。

1・いわゆるメカ的な円盤が浮いている
=漫画のような光景でわかりやすく。かわいく。イラスト的。

2・楕円形、円盤~ハマキ形のような光が!?
=意味深、ミステリアス。デザインのアクセントに。

3・とにかくデッカイ光、何かが夜空を覆う
=迫力あるビジュアル。作り込み、描き込み。

4・特定のUFO事件、場面を再現する。
=超常現象うんちくを感じさせる。ムーの誌面のような。

……などなど。

 いろいろあるムー・コラボでは、ご提案いただいた企画についてデザインの方向性とか、見せ方、扱うモチーフの意味などを一緒に考えているのです。結果的に仕上がった製品からは、わからなくても「今回はUFOに意味を持たせずにかわいさだけでいきましょう」から「少しはムー的な解説・知見を含めましょう」まで、水面下で。

 勢いで業務上のメイキングになっており、お客さんにしてみたら「へぇ」しか出てこない話になってしまいました。

「これがUFOだ!」という規定の素材があれば楽です。アニメなどのキャラクターみたいに、基本素材はこれです、というのがあれば。
 でも、ないんですね。
 それがないから、幅広いコラボの機会につながっているともいえます。

 実体なき謎のメディアブランド。

 やはりムーには、トモフスキーが言うところの、無計画という名の壮大な計画が似合うようです。



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