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彼らはメッセージに答えていた!? 電波と距離で考察する”UFOの故郷”仮説/北島弘

UFOは、宇宙人は遠い宇宙からやってくるーーそんなざっくりした問いを、電波と距離で考えてみよう。すると、地球文明とUFO遭遇の歴史が、奇妙に一致するのだ。

文=北島弘(宇宙現象観測所センター/SPOC)

地球外の宇宙人探し

 1947年のケネス・アーノルド事件、そしてロズウェル事件をきっかけにUFOの存在が世界的話題となって、地球上では70年以上の時が過ぎ去った。UFOとその搭乗者(宇宙人)の故郷が地球外だとしたら、いったいどこからきているのか? われわれはその答えはもちろん、ヒントすらもつかめていない。
 実は、それを探る手がかりがある。ラジオやテレビや携帯やレーダーなどで使用されている、高い周波数の電波だ。それらの一部は地球を飛び出して宇宙へと伝搬している。実際には様々な障害物やもちろん距離によって著しくその電波は減衰していくとはいえ、地球人が発した電波は微弱ながら宇宙に拡散しているのだ。

 現在、この電波や光を使った地球からの呼びかけや、逆にどこかの宇宙人の電波や光を受け取ろうというプロジェクトがある。すでに莫大な予算と時間を費やして宇宙人を探している。
 その代表的なものが、SETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence=地球外知的生命体探査)という壮大な計画だ。巨大な電波望遠鏡で受信した電波を解析し、地球外知的生命から発せられたシグナルがないかと探し続けるこのプロジェクトに、筆者も協力している。自然現象でない信号を発見すべく微力ながら複数のPCを24時間駆使して参加しているのだ。
(2020年3月末に、226か国の260万人以上がボランティアで参加した大規模プロジェクト「SETI@Home」が終了した。過去20年間に集めた電波受信データの解析は引き続きバークレーSETIリサーチセンターで継続される予定だ)

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SETI@homeの解析中の画面サンプル。

 また、地球外知的生命体を発見するため巨額の資金をもとにBreakthrough Listenという計画も2016年1月に始まった。米国ニューメキシコ州ソコロ(ソコロUFO着陸事件で有名な場所)の近くのサンアウグスティン平原ーーここもUFO墜落現場のひとつとされるーーに並ぶVLA カール・ジャンスキー超大型干渉電波望遠鏡群は、微弱な電波を捕らえるための施設だ。映画『2010年』(アーサー・C・クラーク原作)、『コンタクト』(カール・セーガン原作)の撮影現場としても使われた。

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2019年7月の現地取材で筆者撮影。

”彼ら”は答えていた!

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