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騒霊ポルターガイスト事件の謎を解く3つの鍵/並木伸一郎・フォーティアンFILE

不可思議な事件の数々に、超常現象研究家、並木伸一郎が鋭く切り込む。
今回は、時代の変遷とともに変化してきた、謎の騒霊現象「ポルターガイスト」をテーマに、その発生原因を探る。

文・資料=並木伸一郎 #フォーティアンFILE

騒霊現象

「ポルターガイスト」とは、ドイツ語で“騒がしい霊”という意味をもつ造語である。
 科学的に説明のつかない心霊現象のひとつで、その怪異は多岐にわたる。イスやテーブル、ベッドなどの家具が手を触れていないのに移動する、ペンやハサミ、皿や包丁などの日用品が見えない存在に操られているかのように浮遊する、壁や床を叩く音や得体の知れない声が鳴り響く、原因不明の発光・発火が繰り返し起こる、人間が宙に持ち上げられる、文字がひとりでに浮かびあがる、幽霊の目撃、霊体の憑依など——実にさまざまである。

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当初、ポルターガイスト現象のイメージは総じて"物が飛ぶ"というものが多かった。

 発生するタイミングは、眠っている間に起こることもあれば、リビングでくつろいでいる最中に起こることもあり、住人がケガをするケースも少なくない。

 ポルターガイスト現象の最古の記録は17世紀。イギリスの治安判事ジョン・モンペッソンの邸宅で発生した事例であろう。
 1661年、判事は放浪者ドリールを逮捕。同時に没収した彼の太鼓を自宅に置いたところ、太鼓の音が屋敷内にこだまするようになる。そればかりではない。灰や排泄物が屋内にまき散らされ、子供が空中に放り投げられる怪異まで発生したという。

 また、日本の事例は18世紀の記録が最古とみられる。1740年代に江戸で、評定所書役の大竹栄蔵という人物が、幼少のころに体験した事例だ。
 池尻村出身の娘を下働きとして屋敷で雇ったころから、行灯や食器が浮遊したり、屋根の上に大きな物が落ちるような音がするといった怪異が繰り返し起こるようになった。その後、ある老人の進言に従って娘を村へ返すと、怪異は収まったと伝えられている(『古今雑談思出草紙』より)。

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