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公開記事●亡き愛犬がテレビを勝手に付けて主張する……と主張する男性の話など/南山宏・ちょっと不思議な話

「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2019年8月号、第424回目の内容です。

文=南山宏

お化けテレビ

 英人気大衆紙「デイリーテレグラフ」に昨年10月18日から20日にかけ、自宅のテレビがなぜか無気味にも真夜中ひとりでにオン状態になるという、オカルトっぽい報告が複数の読者から寄せられた。
 そのひとり、イングランドはディンスデール在住のマーティン・アーヴィングはメールで報告する。
「ウチのテレビはここ数年どういうわけか、特定の日時に限ってだけだが、真夜中になるとひとりでにスイッチが入って、放送が映りはじめるんだ。ただの古テレビで、別に当世はやりの〝スマートテレビ〟でも何でもないんだがね」
 スマートテレビとは、従来のテレビにパソコンやインターネットの機能を加え発展させたものだ。
 アーヴィング氏の主張では、そんな〝お化けテレビ〟になった原因は、愛犬のモリーが2014年10月13日に死んだからだという。
 年老いたモリーがいつも寝そべって見ていた(?)部屋のテレビだからなのか、毎年決まって10月13日の真夜中になると、なぜか自動的にスイッチが入るという。
「あの世に行ったモリーが〝どうか私を忘れないで〟と送ってくるメッセージにちがいない」
 愛犬を失ったアーヴィング氏は心の底からそう信じている。


獣人実在

 米カリフォルニア州クレストライン在住のクローディア・アクリーさん(46歳)は昨年1月18日、州の魚類野生生物局と政府の天然資源省を、職務怠慢のかどでサンベルナルディノ上級裁判所に告発したが、結局却下された。
「マーキュリーニューズ」紙オンライン版昨年2月13日付によれば、告発に踏み切った理由は、関係当局がビッグフットの実在をあくまでも認めず、市民の安全を危険に曝しているからというもの。
 クローディアの主張によれば、彼女と娘ふたりが一昨年の3月ごろ、サンベルナルディノ山脈内のアローヘッド湖付近をハイキング中にビッグフットに接近遭遇し、非常に怖い思いをしたという。
「頭が人間の3倍はあった。胸板が厚くて、体重は360キロはありそうだったわね。毛むくじゃらのネアンデルタール人の印象で、人間は彼らから見れば完全に無力だけど、害意はなさそうで、そそくさと松林の中に姿を消したわ」
 クローディアは生物学も人類学も門外漢のシロウトながらビッグフットやサスカッチ(北米大陸北西部先住民の呼称)のシロウト研究家で、告発の門前払いにもめげず、これからもビッグフット実在の立証を目標に頑張るそうだ。


嚙みつき返し

 本年1月26日の猛暑の午後、フィリピン南西部のバラバク島の海岸で、同島在住の一家族にとんでもない災難が降りかかった。
 元気に海面を泳いでいた12歳のわが子ディエゴが、突然出現したワニに水中に引きずり込まれるのを目撃して、父親のテハーダ・アブルハサンが飛び込むや、死に物狂いでワニに嚙みついたのだ。
 思わぬ反撃にワニもびっくりしたらしく、咥えていたディエゴを落とすとあたふたと逃げ去った。
 ディエゴは気絶寸前だったが、幸い軽傷だけですんだ。


ケプラー惑星系

 NASAの太陽系外惑星探査機ケプラーが2545光年の彼方に発見した龍座の恒星〝ケプラー90〟は、われわれの太陽とサイズも表面温度も約1.2倍とほぼそっくりな恒星で、母星から離れるほど大きな惑星が8個も公転しているところまでよく似ている。
 それならひょっとして内側の地球サイズの惑星には生命が存在するかもと期待したくなるが、残念ながらそこまでは望み薄らしい。
 いちばん最近発見された8個目の惑星〝ケプラー90i〟の地表の平均温度は、少なくとも地球型生命が生存するにはあまりにも高温すぎるセ氏427度と判明した。


乱闘動物園

 ニュージーランドの首都ウェリントンの市営動物園に、深夜へべれけに酔っ払った男が乱入、体長25センチ前後のクリクリした黒目が可愛いリスザルを捕まえようと追い回して、怒ったリスザルの群れと乱闘状態になった。
 昨年9月5日付「サン」紙オンライン版によれば、その翌朝、当のジョン・オーウェン・キャスフォード(23歳)は、前歯が2本折れたうえ、片足を骨折、くるぶしを捻挫、背中に打撲傷を負った姿で動物園の職員に発見された。
 一方、リスザルたちも情緒不安定な状態になっていて、負傷したリスザルも2匹いた。
 キャスフォードは動物虐待、不法侵入、器物損壊、暴行傷害など複数の容疑で警察に逮捕された。


ジェンダーギャップ

 オーストラリアのメルボルン大学が行った科学におけるジェンダーギャップ(性差)の研究(例えばイギリスでは優等生5人中女子はひとり)によると、理由は脳の構造にではなく排泄行為の習慣の違いにあるらしいと判明した。
 2017年9月16日付の「タイムズ」紙によれば、男性は女性と違って狙いを定めてオシッコをする幼児期からの習慣のせいか、フォース(力)やモメンタム(勢い)や流体力学への理解力を、直感的に身につけるアドバンテージが女性より高くなるそうだ。


幽霊パリピ

 タイはラヨン県バンチャンで土地と家畜の管理と世話が仕事のビラット・ソンポーンさん(54歳)が、真夜中なのにドンチャン騒ぎのパーティみたいな物音が聞こえてくるのに気がついた。
 不審に思って自転車で騒音のする方角に調べに出かけて、ユーカリの森に入っていくと、騒音はますます賑やかになり、とうとう雑草が生い茂った古い昔に作られた中国風の墓地跡に行きついた。
 だが、気がつくとドンチャン騒ぎの物音はぴたりとやんで、墓地跡は闇の中に静まり返っていた。
 震え上がったビラットは無我夢中でペダルを踏んで、いちもくさんに墓地跡から逃げ出した。
 地元民の話では、ここは〝不思議なこと〟がよく起こるので、とくに夜はだれも近づかないという。

(ムー2019年8月号掲載)

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