見出し画像

地球人類が帰還する故郷の星「古代の宇宙人:火星移住計画」/宇佐和通・ヒストリーチャンネル

人類はなぜ火星を目指すのか? そこには太古に刻まれた遠い故郷の記憶が隠されていたのである。
CS放送「ヒストリーチャンネル」の人気番組を深堀レビュー!

文=宇佐和通

火星移住を巡る現実の進捗と”噂”

 2016年に公開されたハリウッド映画『オデッセイ』は、火星に取り残されたマット・デイモン演じる宇宙飛行士が壮絶なサバイバルを繰り広げる姿を描いた作品だ。地球人類による火星探査──ローバーを使うものではなく、あくまでも有人探査──や移住計画は、これまでイマジネーションの中でしか成立しないモチーフだった。しかし今、実態は確実に変わりつつある。

画像1

火星の表面を走る長大なマリネリス峡谷。

 テーマは火星移住。なぜ地球以外の惑星に移住する必要があるのか。そして、なぜ火星なのか。番組の内容にのっとる形で簡単に答えるなら、地球が今のままの姿で永続することはないからだ。しかも想像しにくいかもしれないが、火星は地球とよく似ている。さらには番組冒頭で紹介される、アポロ11号の乗組員だったバズ・オルドリンのコメントも印象的だ。
「火星までの距離は問題にはならない。わずか5か月で到達できる」

 2011年に発足した「マーズワン・プロジェクト」は、火星表面に恒久的コロニーを開設するために宇宙船を建造し、火星に派遣するというロードマップに従って進められていた。当初は2026年に火星到着を予定していたが、最新情報によれば2031年にずれ込んだようだ。
 同プロジェクトはオランダの民間組織によって正当な形で企画・運営されているが、インターネットの陰謀論サイトでは、かなり昔から火星移住計画に関するダーク・プロジェクトの噂が取りざたされていた。

 たとえばDARPA(国防高等研究計画局)とCIAが主導する「プロジェクト・ペガサス」というプロジェクトの存在を明らかにしたのは、ドワイト・D・アイゼンハワー元大統領の孫娘ローラ・アイゼンハワーだった。そこではテレポーテーションやタイムトラベルといったテクノロジーを盛り込んだことで、火星への距離という物理的問題を解決したとされている。

火星の古代文明

 そもそも火星と地球の間には、特別な関係があるようだ。
 たとえば1976年に火星探査船バイキング1号から地球に送られてきた画像には、人間の顔としか思えない巨大構造物が写り込んでいた。いわゆる人面岩である。現在はパレイドリア効果(特定の場所や物体に対し、既知(きち)のパターンを、本来そこに存在しないにもかかわらず思い浮かべて当てはめる現象)として説明されているが、その人面岩があるシドニア地区には、ほかにもD&Mピラミッドをはじめとするさまざまな人工建造物が存在するのだ。

画像2

シドニア地区にある人面岩。はたして目の錯覚なのだろうか。

画像3

同じくシドニア地区にあるD&Mピラミッド。

画像4

さまざまな人工物らしきものが集中して見られる、火星のシドニア地区。 

 さらに付け加えるなら、無人火星探査船スピリットも、そしてマーズ・ローバーもキュリオシティも、奇妙な構造が写り込んだ画像を地球に送ってきている。こうした構造の数々は、はるか昔の時代の火星で栄えていた古代超先進文明の残り香なのだ。
 そこで番組は、こうした主張にも触れていく。

 古代の火星人は先進技術をさまざまな方面で活かしていた。ところがそれは諸刃の剣だった。特筆すべきは原子力エネルギー技術だ。火星の表面には、ニューヨークからカリフォルニアに至るほどの距離があるマリネリス峡谷がある。この峡谷は、巨大エネルギーの空中放電が地表を直撃した事故の結果形成されたのでは、という説がある。放電を起こしたのは、原子力発電関連の施設だった可能性があるというのだ。

 そのため事故後の火星は、住みにくい惑星になってしまった。そして、よりよい環境を求めた人々の目に留まったのが地球だった。こうして、太古の時代に火星で繁栄した文明が地球に“移植”されたというのである。

 つまり、地球人はもともと火星人だったのかもしれないのだ。

 今、世界を見渡すだけでも、地球温暖化をはじめとする環境問題や巨大隕石直撃の可能性など、危機は数限りなくある。地球文明が順調に進化を続けていくという保証などどこにもない。
 ならば──古代の火星人が地球を移住先として選んだのと同じように──火星を移住先の選択肢のひとつとすることも的外れではないだろう。あるいはこうした行いは、地球人類にとって本当の意味での先祖返りにつながるのかもしれない。火星と地球の未来を考える過程で見えてきたものは、火星と地球の過去だったのだ。

©2020 A&E Television Networkes.All Rights Reserved.

(月刊ムー2020年6月号掲載)


★「ムー」本誌の特集やオリジナル記事が読めるウェブマガジン「ムーCLUB」(月額900円)の購読はこちらから。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

ネットの海からあなたの端末へ「ムー」をお届け。フォローやマガジン購読、サポートで、より深い”ムー民”体験を!

あやしいもんじゃないよ👁
12
スーパーミステリー・マガジン「ムー」の公式サイトです。 ウェブマガジン「ムーCLUB」にて極秘情報を配信中。 本誌記事のほかウェブオリジナル企画にて、世界の謎と不思議をご案内します。

この記事が入っているマガジン

ちょっとムーでも読んでいきなよ
ちょっとムーでも読んでいきなよ
  • 162本

ムー公式ウェブ「ムーPLUS」の中から、比較的まったり読めそうな記事(個人差あります)や連載記事の一部をまとめました。 ムー初心者の方、息抜きしたい方はこちらをどうぞ。 *一部、有料マガジン「ムーCLUB」向けの記事をこちらに移しています。購読者様は広い心でムー民、ムーCLUBメンバーの拡大を歓迎してください*