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公開記事●害虫駆除はしたけど心中はくすぶったままだった話など/南山宏・ちょっと不思議な話

「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2020年4月号、第432回目の内容です。

文=南山宏


消えない虹

 台湾・台北市の中華文化大学の職員や学生たちは、2017年11月30日の午前6時57分から午後3時55分までの8時間と58分間、西空にかかる美しい虹を観察した。
「タイムズ」紙2017年12月7日付によれば、この記録は1994年8月14日、英ヨークシャー州シェフィールドで午前9時から午後3時まで6時間にわたって観測されたこれまでの世界最長記録を、3時間近くも上回った。


ステルス昆虫

 ガの祖先は数千万年前の太古の昔、天敵のコウモリの餌食にならないように、現代のステルス軍用機さながらに姿を隠す〝ステルス用コーティング(被覆材料)〟を進化させたらしい。
 2018年11月7日付「デイリーテレグラフ」紙が引用した最新の昆虫学的研究報告によれば、ガの胸郭部にびっしり生えた密毛は、敵のレーダー探知をかわすステルス戦闘機やステルス爆撃機のコーティング(被覆塗料)と同様の効果を発揮し、コウモリが獲物を探知するために放射する超音波を吸収拡散して、天敵に捕獲されないよう防御しているという。


UFO核干渉

「異星文明のUFOが世界の核武装体制に積極干渉している!」
 数年前から声を大にして臆せず主張を続けるのは、米議会ロビイストで有力UFO研究組織を率いるスティーヴン・バセット氏。
「政府は今こそ、UFO秘密政策と情報操作をやめ、UFOと異星人に関するすべての隠匿情報の全面公開に踏み切るべきときだ!」
 バセット氏の主張によると、1940年代後半以来、UFOが世界各地の核兵器の保管庫や実験場の近辺に出没し、それだけでなく核弾頭の作動スイッチを自在に入り切りして、彼らの絶大な科学技術力を見せつけることには、隠された大きな理由があるという。
 地球人類の核兵器保有は無意味であり、文明自滅の最悪の危機を招くだけだから、即刻、核武装の解除と保有する核兵器の全面廃棄を実現せよ、という〝暗黙のメッセージ〟にちがいないというのだ!
 UFO研究者がよく知るところでは、先の世界大戦直後の1940年代後半、人類初の核実験が行われたニューメキシコ州ロスアラモスにいち早く〝緑の火球〟群が飛来してUFOのはしりとなり、1947年には同州ロズウェル空軍基地(当時は陸軍航空隊基地)近くで後年名を馳せる〝ロズウェルUFO回収事件〟が発生した。
 ほかならぬこのロズウェル空軍基地こそが、先の大戦を終わらせる広島・長崎の原爆投下の実行部隊、米国第8空軍第509爆撃大隊の駐屯地だった事実も、決してただの偶然ではなさそうだ。
 UFO異星人の密かな〝地球核干渉〟は、地球文明が本格的な核廃棄を実現させないかぎり、おそらくこれからも地球上のあちこちで続けられるにちがいない。


死に神ツーリスト

 2017年6月3日、オーストラリアはメルボルンから英国ロンドンを観光に訪れたジュリア・モナコさん(26歳)は、運悪くロンドン・ブリッジ付近で発生したイスラム過激派のテロ事件に巻き込まれ、非常停車した地下鉄の車中に長時間閉じ込められた。
 次いで3日後、ジュリアがフランスのパリでノートルダム大寺院を見学中に、外にいた警備の警官がテロリストに刺されたため、しばらく寺院内に足止めされた。
 2度あることは3度の譬たとえどおりにさらに8月17日、ジュリアがスペインはバルセロナの繁華街ランブラス通りを観光中、その眼前でワゴン車が暴走して、通行人を次々に轢く凶悪なテロが発生した。


耳垢世界一

 2019年6月20日付の「ザ・サン」紙によれば、イギリスはレスター州オードビーの耳鼻咽喉科の医師某(匿名希望)は、最近受診した男性患者某(同じく匿名希望)の右耳の孔から、おそらくは(なにしろその種の統計調査が存在しないので)〝世界一長い〟耳垢の塊の採取に成功した。
 驚くなかれ、その長さはなんと約2.5センチもあった!


ファイアスターター1

 米カリフォルニア州レディング在住のX氏(匿名希望)は、アパートの自室で猛毒性のコモリグモを発見し、熔接用工具のブロートーチで退治しようとした。
 だが、ブロートーチの火焔が強すぎた結果、アパートの自室は炎上し、被害額は約1万1000ドル(約122万円)に及んだが、隣人たちの部屋まで延焼せずにすんだのは、不幸中の幸いだった。
 2018年1月9日付の「BBCニューズ」紙によれば、結局のところ猛毒グモが退治されたのか、それとも生き延びたのかまでは、残念ながら定かではない。


ファイアスターター2

 米ミシガン州ファーンデールの借家人Y氏(匿名希望)は、自宅のどの部屋にもこもっている不快な悪臭の原因を、床下にこっそり巣を作って棲みついたスカンクたちのせいだと信じて、煙幕弾を投げ込んで退治しようとした。
 だが、「デイリーミラー」紙2018年3月3日付によれば、不運にも煙幕弾の爆発が火を誘発して、家全体が焼失してしまい、人も獣も住めなくなった。
 とどのつまり、スカンクの死体は見つからず、ほんとに棲んでいたのかさえはっきりしていない。


ファイアスターター3

 オーストラリアはクイーンズランド州マッジーに住むZ氏(匿名希望)は、キッチンでゴキブリ退治に失敗して、大火傷を負った。
 スプレー缶から殺虫剤をそのまま噴射せず、ライターで着火して多量に1.5缶分ほど撒き散らしているうちに、衣服に引火して全身火だるまになったのだ。
「殺虫剤の入ったスプレー缶の横腹には、必ず〝ハダカ火のそばでは使用しないように〟と断り書きされてるんですがね」
 駆けつけた消防士は嘆いた。
「注意書きがあるのは、それなりの理由があるからなんですが」


(ムー2020年4月号掲載)


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