HC南極ピラミッド

超古代建造物ネットワークの中心だった!?「古代の宇宙人:南極大陸のピラミッド」レビュー

CS放送「ヒストリーチャンネル」の人気シリーズ「古代の宇宙人」から、注目の番組を厳選紹介。今回は南極に遺されていた巨大構造物ーーピラミッドに迫る。氷の下には、現代につながる文明よりはるか前に栄えた超古代文明の遺産が眠っているのだ。

文=宇佐和通

 日本の宇宙探査船「はやぶさ2」がおよそ1年半にわたる小惑星リュウグウに対する探査を終え、2019年12月3日に地球に向けて飛行を始めた。その時点で地球との距離は2億5000万キロ。地球からはるか離れた場所にある小惑星の詳細が明らかになる日が確実に近づいている。
 しかし──改めて思うのだが、われわれは宇宙よりも、自分たちが生きるこの地球に関してどれほど正確な知識を持っているのだろうか。いや、むしろわからないことのほうが多いかもしれない。なかでも圧倒的にわからないもののひとつとして、厚い氷に閉ざされた“地球に残された最後の秘境”南極大陸がある。
 今回の「ヒストリーチャンネル」は、その南極大陸の不思議な構造物にスポットライトを当てている。

 現在、南極大陸には60か所以上の観測基地がある。現地では数々の調査が精力的に行われているが、そこにひとつの新しい疑問を投げかけたのが、ある一枚の衛星写真だった。

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宇宙から撮影された南極の衛星写真を拡大し、画像処理したもの。一辺が2キロもある巨大なピラミッドが確認できる。

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南極ピラミッドが写った衛星写真。一見、何気ない写真だが、とんでもないものが写っていた。

 2012年に撮影されたこの写真には、ピラミッドを思わせる巨大な四角錐の物体が写り込んでいたのだ。これをきっかけに、「南極大陸のピラミッド」というジャンルが一気に盛りあがった。
 衛星画像解析の専門家ジョセフ・ホワイトは、翌2013年3月に撮影された衛星写真に大きな興味を示す。南極大陸を横断するシャックルトン山脈の南側に、ピラミッドとしか思えない建造物らしきものが写り込んでいたからだ。それぞれ長さが2キロもある4つの底辺が東西南北を正確に向き、全体が完全なシンメトリー構造になっている。

 ピラミッド構造は、古代世界で共通のシンボリズムを有するものだったのかもしれない。もっとも有名なのは、もちろんエジプト、ギザの3大ピラミッドだろうが、中南米地域からアジア、そして北米大陸──番組によればロサンゼルスにも──に至るまで見られる。アマゾンではこれまで存在が知られていなかった構造物が発見されていることもあり、今でも人知れず森の中や海の底に眠っているピラミッドも少なくないのではないだろうか。
 番組では、ピラミッド構造物が世界中にある不思議さだけではなく、その機能についての推測が行われる。これが面白い。「古代の宇宙人」シリーズでは、ギザのピラミッドを焦点にしたエピソードがあった。ここでピラミッドが実は巨大電池だったという説が展開され、とても見応えがあったのを覚えている。

 ピラミッド構造が世界中で見られる理由は何か。それは古代世界における集合無意識のようなものが具現化された形だから、という説もある。しかしそれよりレベルをひとつ引き上げ、それぞれが電池として機能していたピラミッド構造が、全地球レベルの送電ネットワークシステムの拠点だったという説が紹介されている。
 送電ネットワークシステム?
 ケーブルもなかった時代に、どうやってお互いをつなげたというのか?

 ピラミッド同士をつなげていたのはケーブルではない。番組で提示される可能性は、無線で電力を飛ばし、中継所において増幅させて次へ送るという方法だ。実はこれは、ニコラ・テスラが1900年に構築したとされる世界送電システムだ。それがすでに太古の時代に存在していて、各地の拠点都市て中継所として機能していたのがピラミッド構造だったのかもしれない、というのである。

 アメリカは1946年からその翌年にかけて、「オペレーション・ハイジャンプ」という南極大陸探索プロジェクトを行った。人員規模4700人、13隻の艦船と多数の航空機が投入された集約的な探索プロジェクトだ。その過程で、とある偵察機に乗ったグループが“巨大な穴”を発見している。この巨大な穴は「地底世界」への入り口とされており、ヒトラーが南極大陸に魅せられた理由のひとつともいわれている。第2次世界大戦終結直後、アメリカはこれを確かめるために大規模な調査を行った可能性も否めない。

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「オペレーション・ハイジャンプ」という南極大陸探索プロジェクトで、地底世界への入り口を「発見」したバード少将。

 さて──改めて、南極のピラミッド構造が世界送電システム網の〝電源”だったと考えたらどうだろう。世界中のピラミッド構造の本質を明らかにする鍵はそこにあるのかもしれない。
 地球から2億8000万キロ離れた小惑星の組成を解き明かすことに、大きな意義と意味があることは間違いない。ただ南極の穴、そして南極をはじめとして世界各地にあるピラミッド構造ネットワークの本当の意味を調べることも、それと同じくらいのインパクトが秘められていると筆者は思うのだ。

古代の宇宙人 - 南極大陸のピラミッド
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