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あのUFO認定騒動が米海軍メディアで「ヤッホー異星人!」ノリだった件/南山宏・ちょっと不思議な話

「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2019年9月号、第425回目の内容です。

文=南山宏

UFO解禁?

「ヤッホー異星人! 海軍がUFO報告のガイドラインを作成!」
 本年4月25日、米海軍発行の隔週刊紙「ネービータイムズ」電子版が突然、そんな大見出しの特集記事を掲載して読者を驚かせた。
「米軍の管轄空域内で未公認または未確認の飛行物体の侵入がしばしば報告されるが、これは安全保障上ゆゆしい問題で、当事案の詳細調査のため、海軍当局は目撃報告の制度化を早急に必要とする」
 さらに米海軍がUFOと遭遇した近年の実例として、2004年11月、空母ニミッツ打撃群がカリフォルニア沖を航行中に、レーダーが奇妙な飛び方をする発光体群を捉えた事件にまで言及した。
 空母を緊急発進したFA18戦闘機が現場に急行すると、静かに滞空していたタマゴ型物体数個が、接近するやいなや急加速して離脱し、雲海中に消え去ったという。
 民間のUFO研究界では、先の世界大戦以来今日まで、陸海空の別なく全米軍が、UFOとさまざまな遭遇事件を引き起こしてきたというのはほとんど常識だ。
 だが、米軍当局は否定的姿勢を崩さず、長年こう主張してきた。
「UFO問題は存在しない。国家の安全保障への脅威ではない!」
 にもかかわらず一方では、UFO情報の厳しい隠蔽政策を取りつづけてきた。それが今年になって初めて見せたUFO実在を容認するかのような突然の方針転換は、いったい何を意味するのか?
「ひょっとするとUFOの実在を証明する決定的証拠がすでに手に入っていて、その情報公開を抑えきれなくなったからでは?」
 民間UFO研究界は、今そんな希望的観測に色めき立っている。


竜のよだれ

 イギリスのミュージシャン、ジェイク・ティッパー氏(39歳)はデヴォン州イルフラクームの浜辺を散策中、とてもいい香りのする琥珀色の軟らかい塊を拾った。
 それはマッコウクジラの腸内に発生する特殊な結石アンバーグリスで、中国や日本では〝竜涎香(ぜんりゅうこう)〟(竜のよだれ)と呼ばれて珍重され、入手が困難なため高値で取り引きされる動物性香料だった。
 ジェイクが拾った塊は重量が約1キログラムあり、市場価格は約20万ポンド(約2730万円)と専門家によって鑑定された。
 まぎれもなく偶然だろうが、そのちょうど2週間後、イングランド北部のモアカム海岸でも地元住民のケン・ウィルマンさんが、市場価格約10万ポンド(約1365万円)相当の竜涎香を見つけた。
 ちなみに日本では、去年の1月24日、鹿児島県の奄美群島加計呂麻島(かけろまじま)の浜辺で、てのひらに載るくらいの小さな竜涎香が拾われたが、拾得者にはその気がないようで、鑑定にはかけられていない。


無鉄砲登山

 2018年7月22日、ポーランドきってのベテラン登山家アンゼイ・バルギェル氏(30歳)は、世界第2の高峰、K2の単独無酸素登頂に成功した。
 そこは現代らしくバルギェルがK2単独登頂から無事に帰還するまでの苦闘の7時間は、実兄がドローンを使って撮影したそうだ。
 K2は標高こそ8611メートルと最高峰エヴェレストより237メートルほど低いが、専門家の間では、登攀の困難度はエヴェレストを上回るとされ、登攀死亡率26.8パーセント、挑戦者の4人にひとり以上が命を落としている。


リベンジ

 昨年11月11日付AFP電によれば、同月7日、クロアチアのスプリト在住のネオナチ狂信者ミルコ・リュピチッチ(65歳、仮名)は、レジスタンスの英雄の記念像を押し倒そうとして、倒れてきた台座に右脚をへし折られ、ものの見事にリベンジ(?)された。
 胸像の主ラーデ・コンチャルは第2次世界大戦中にレジスタンスを率いた英雄で、ナチスドイツと同盟を組んでユダヤ人を大量虐殺した当時のウスタシャ政権と戦ったが、31歳の若さで処刑された。


テロ〝リス〟ト

 ドイツはカルルスルーエ市の警察は、赤ちゃんリスに脅されていた(?)情けない男を救助した。
 会社員レオン・シュテルナーさん(仮名)から「助けて!」と緊急通報されて急行した警官は、歯を剥きだして唸る可愛い赤ちゃんリスの前で立ち竦む大の男を発見して、リスのほうを保護した。
 昨年8月10日付の「BBCニューズ」によれば、赤ちゃんリスはおそらく母リスからはぐれて新しい居場所を捜していたようだが、警官が手を差しだすと、防衛本能が働いたのか、急に仮眠状態に入って動かなくなったという。
 リスは〝フリードリッヒ大王〟と名づけられて、カルルスルーエ警察署のマスコットになった。


狼の帰還

 イタリアのローマ建国神話にまつわるシンボル的動物は、建国者兄弟のロムルスとレムスに乳を含ませて育てたとされる雌狼だ。
 だが、実際にローマ近郊で狼の姿が目撃されることは歴史上でもめったになく、いちばん最近では2017年9月下旬に報告されたが、これは記録に残る限りでは百数年ぶりの目撃報告だった。
 レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港近くのカステルデグイド自然保護区内に豪雨の後にできた水溜まりで、親狼らしい2頭と仔狼たちが水を飲んでいる姿を、たまたま監視カメラが捉えていた。


危険潜在

 オーストラリアはクイーンズランド州の自然豊かなブリスベーンの自宅のトイレで、ヘレン・リチャーズ夫人(59歳)は予想外のとんでもない目に遭った。
 本年1月29日付「タイムズ」紙によれば、しゃがんだとたん、深いトイレットボウルの中にとぐろを巻いていたカーペットパイソンがお尻に噛みついたのだ。
 カーペットパイソンはその名が示すように、絨毯のような鮮やかな体色模様が人気のニシキヘビ。
 日本にもペットとして輸入されるおとなしい性質のヘビだが、同国東部が異常な乾燥気候に襲われていた時期だったため、水分を求めてトイレに侵入したらしい。


(ムー2019年9月号掲載)

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