見出し画像

岩手県奥州市河童のミイラ その正体は幻の妖怪「雷獣」か!?/岩崎紀夫

岩手県奥州市にある「寶城寺(ほうじょうじ)」には、河童のミイラが安置されているという。しかし、筆者が実際に見たミイラは、猫のような姿形をしていた。はたして、これは本当に河童なのか?
由来から正体を辿ると、驚くべき事実が見えてきた。なんと雷とともに現れる伝説の妖怪「雷獣」である!!

文=岩崎紀夫 写真=佐藤裕輔

岩手の寺に安置された河童の全身ミイラ

 のどかな田園が続く、みちのく岩手は、ちょうど山の木々が紅に色づき、澄みきった青空がどこまでも広がっていた。奥州藤原氏ゆかりの江刺(えさし)を訪ね、とある細い坂道をゆるやかに曲がると、そこに目指す寶城寺(ほうじょうじ)はあった。開基は14世紀、曹洞宗の古刹である。
 実は、この寺にはミイラがある。といっても、即身仏ではない。「河童」の全身ミイラが安置されているのだ。世に鬼や天狗といった妖怪のミイラは多いが、河童のミイラ、しかも全身のミイラとなると、数は少ない。

画像1

箱に納められた「河童」の全身ミイラ。

 快く出迎えてくれた佐々木和生住職に挨拶をすませ、さっそく話を伺う。由来は意外にも、はっきりしていた。何でも今から20年ほど前、本堂の屋根を茅葺から銅板に改修工事した際、屋根裏から出てきたのだとか。寺そのものは明治5年に改築しているので、少なくとも、そのころにはあったものとみられている。
 当初はガラスケースに入っていたが、残念ながら、素性を知る手がかりとなりそうな由来書はおろか、箱書きのようなものもなかったという。丁重に祀られた謎の生物、その妖しき姿に、だれいうこともなく
「河童のミイラ」と呼ぶようになったらしい。

この続きをみるには

この続き: 2,289文字 / 画像7枚
この記事が含まれているマガジンを購読する
マニアックなロングインタビューや特異な筆者によるコラム、非公開のイベントレポートなど、本誌では掲載しにくいコンテンツを揃えていきます。ここで読んだ情報は、秘密結社のメンバーである皆様の胸に秘めておいてください……。毎月30~40本投稿あり。

ムー本誌の特集記事のほか、ここだけの特別企画やインタビュー記事、占いなどを限定公開。オカルト業界の最奥部で活動する執筆陣によるコラムマガジ…

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

ネットの海からあなたの端末へ「ムー」をお届け。フォローやマガジン購読、サポートで、より深い”ムー民”体験を!

見つけてしまいましたね。
8
スーパーミステリー・マガジン「ムー」の公式サイトです。 ウェブマガジン「ムーCLUB」にて極秘情報を配信中。 本誌記事のほかウェブオリジナル企画にて、世界の謎と不思議をご案内します。

こちらでもピックアップされています

ウェブマガジン ムーCLUB
ウェブマガジン ムーCLUB
  • ¥900 / 月

ムー本誌の特集記事のほか、ここだけの特別企画やインタビュー記事、占いなどを限定公開。オカルト業界の最奥部で活動する執筆陣によるコラムマガジンです。なんだかんだ、毎月30~40本投稿あり。一部記事は全文公開します。